Q:このようなテーマを選ばれたのはどのようなきっかけからでしょうか?
|
この映画は、「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」といいますが、「ガイア」というのはギリシア神話の女神のことです。その女神によって地球は動かされているという話ですが、ジェームズ・ラブロックという英国人学者が、1970年代に「地球という惑星はそれ自体が物ではなくて、ひとつの生命体である」という考えを「ガイア理論」として発表しました。人間や動物、植物、風や水や岩などすべてが、地球というひとつの生命体として機能しているという科学理論です。これを知って、この映画を「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」と名付けたのです。
|
Q:元々ガイア理論と同じような考えが、監督の中にあったのでしょうか。
|
我々は、誰に教えられなくても、感覚として、大きな生命システムの一部として生きていることを、幼い頃から知っているのではないかと思います。私は、地球上に多くの生物が存在する中で、人間が担う役割は、考える力、想像力などではないかと考えました。人は未来をどうしたいかと想像し、科学技術によって環境を変えていく力を持っている。そうなってくると、重要なのは人間の生き方です。素敵な生き方をしている人たち、想像力で何かを成し遂げている面白い人たちを描きたいと思ったのです。
|
|
|