Yahoo!映画
ログイン
IDでもっと便利に [ 新規取得 ]
Yahoo! JAPAN - ヘルプ シネマトゥデイ

  • 映画検索
トップ ニュース インタビュー プレゼント
インタビュー

『ミリオンズ』ダニー・ボイル単独インタビュー
『ミリオンズ』ダニー・ボイル単独インタビュー 『トレインスポッティング』『28日後…』と、数々の衝撃作を世に送り出してきたダニー・ボイル監督が、初めてファンタジックなハートウォーミングムービーを撮った。小さな男の子の兄弟2人が繰り広げるハラハラドキドキのマネーゲーム『ミリオンズ』は、夢と希望と楽しさであふれている。本作で新境地を切り開いたダニー・ボイル監督に話を聞いた。

人物詳細ページ | 作品詳細ページ

■ポンドからユーロに変わってほしい
Q:もし、イギリスでも実際にポンドからユーロに変わることになったらどうしますか?
すごくいいことだと思う。というのも世界のそれぞれの距離が縮まるべきで、特にヨーロッパはほかの国同士で縮まるべきだと思うから。今現在イギリスは政治的にアメリカとは近いけど、ヨーロッパの他国とは近くはないから、ヨーロッパの中で国同士がもっと距離を縮めるべきなんだ。だから僕の意見としては、ユーロに変わることはすごく賛成だよ。

Q:子どもの頃の記憶から映像化したのですか?
うん、ほとんどの映像がそうだね。すべての子どもは夢を持つもので、フットボール選手になりたいとか、電車の車掌さんになりたいとか……。電車は自分たちの生活の中ですごく大きなものだから、子どもたちは電車そのものに夢を持って、よく観察する。僕は、小さいころに電車というものからすごくロマンを感じたんだ。この映画のアイデアを聞いたとき、とてもいいと思った。子どもが偶然手にしたお金で貧しい国の人に対していいことをするって内容がとても気に入ったんだ。電車が夢を運んで来るという考えが入っている映画なんだ。


■自分の仕事に幸せを感じる
Q:子どものころに電車から何か落ちてきたりしたことは?
(笑)ほんとによく電車から外を眺めていたよ。僕はすごく運が良くて、映画監督になれたことはとても幸運だったんだ。どうしてかというと、たくさんのいろんな方法で子どもになにかを考えさせたり、夢を与えたりすることができる仕事だから。自分の仕事についてとても幸せを感じているんだ。そのことで、自分としてもすごく教えられることがある。ぼくは子どものころ想像することが好きな子どもだったんだけど、今でもこどもに寝る前におとぎ話を作って話すことがすごく好きなんだ。

Q:あなたの家庭は厳格なカトリックでしたが、その影響はありましたか?
とても厳しかった。だから僕は、宗教の教えをいつもきちんと守っていたんだ。母もとても敬虔(けいけん)なカトリックだったのでその影響はすごく大きかったよ。

『ミリオンズ』ダニー・ボイル単独インタビュー

『ミリオンズ』ダニー・ボイル単独インタビュー
■ぶっ飛んだ妄想
Q:ダミアンのぶっ飛んだ妄想は監督自身もぶっ飛んだ状況で考えているんですか?
(笑)確かにダミアンはぶっ飛んだ想像をしている。でも自分も9歳のときに引越しをしたんだけど、そのときの自分のぶっとんだ記憶と映画の中のダミアンとがまったく一緒なんだ。映画の2人の兄弟みたいに、僕も引越ししたときはうれしくてお姉さんと走り回って、はしゃいでいたよ。引越しって、大人にとっては離婚と同じくらいストレスを感じることなんだけど、子どもにとってはとてもエキサイティングなことなんだ。だからこの映画はちっちゃいころの経験とまったく同じだった。


■子どもと仕事をするべき
Q:2人の子役と仕事をしたことは、何かあなたに変化をもたらしましたか?
とてもね。自分が子どもと仕事をすることによって学んだことの多さにすごくおどろいている。自分は模範的な先生にならなければいけなくて、すべてをうまく子どもに教えていかなければならなかった。大人のように理屈にしないで、子どもは思ったことをそのまま言うから、逆に自分たち大人が子どもから教わることがある。子どもっていうのはいいと悪いの境界線を引かないから思いをそのままぶつけてくるんだ。だから2人との仕事はとてもすばらしかった。今までのどの映画よりも学んだことは多かったと思う。デビュー作のときと同じくらいたくさんのことを学んだ。初心に返ることが出来た。動物とか子どもとかと映画を作ることをみんなにすすめたいよ! まあ動物とはもっと大変だろうけどね でもほんとに子どもから学ぶことは多いから怖がらずに彼らと仕事することをすすめたい。

Q:新境地開拓の理由は?
『28日後…』のあとになんでも好きなことができるようになれたのはとても幸運だった。人を驚かせたり、自分が驚いたりすることが好きだから、新しいことに挑戦して人をびっくりさせたかったからっていうのもあるし、でもそれよりももっと大きなきっかけは、脚本を読んだときに恋に落ちてしまったんだ。それって分かるでしょ? 恋に落ちたときって、周りの意見なんて関係ないじゃない? 自分のことは自分が一番良く分かってるんだから。自分にとってその人がライトなひとであるってわかってるんだから。『28日後…』のあとにこの作品に出会うことが出来て、いいチャンスにめぐり合って、よりクリエイティブな仕事ができるようになった。


■予算はいつも足りない
Q:予算に対してストレスは感じましたか?
予算に関しては、一度も十分に感じたことはないよ。それはどの映画を作るときでも一緒。今度の映画の中で、何が大変だったかって子役を使うことはいろいろな法律の取り決めがあって(イギリスでは子どもの労働時間が一日3時間)。そのことはお金ではどうやったって買えないからね。ハリウッドのように大金を使わない利点もある、それはイマジネーションをもっと使わなければいけないということ。大きな予算がないときっていうのは、自分たちのしたいことを実現するのは難しいけど、その不可能の中で撮りたいことをなるべく実現させなきゃいけない。想像力を最大限に生かして作ること。だから自分の持つ想像力以上の力を発揮できることは素晴らしいと思う。
でも、時々は予算が原因であきらめなきゃいけないことがあるんだよね。


■トレインスポッティング2
Q:『トレインスポッティング2』は実現しますか?
いい考えだね! ラブリーなアイデアだ! でもそれは自分も出演者も年をとるまで出来ないよ(笑)。トレスポに出ていた人たちが年をとって、中年にならないとね。でもそれまでに、体が衰えてきたりとかっていう問題があるから、彼らがどんなになるかによってだね。どうなることやら、こうご期待だね。ほんとにやることになったら30代前半にはやりたい。でも成功したトレスポの1のイメージを壊したくないんだ。だから同じ出演者も同じ個性を持ちつづけなきゃいけないし、考えも維持しなきゃいけないから、これからの僕らにかかっていると思うよ。まあ多分10年後だな(笑)。何年も後に『トレスポ1』を観た人たちが、年をとって『トレスポ2』を観るのも楽しいし、またそのときに初めて若い観客が2をみるのはとてもいいことだと思うんだ。


とにかく、映画を作ることが楽しくて仕方がないという様子だったダニー・ボイル監督。いちばん、思い入れの強いシーンは、家がどんどん建っていく様子を撮ったシーン。すべてコマ撮りで撮影するという手の込んだ作りで、スタッフを驚かせたとか。ファンタジックなおとぎばなし『ミリオンズ』でまったく新しいダニー・ボイルの世界をつくりあげたダニー・ボイルのこれからに大いに期待したい。

『ミリオンズ』ダニー・ボイル単独インタビュー
取材・文: FLiXムービーサイト
『ミリオンズ』は11月5日よりシネマライズほかにて全国順次公開。

前後のインタビュー
- 『TAKESHIS'』 北野武 単独インタビュー - 2005年11月11日
- 『イン・ハー・シューズ』キャメロン・ディアスとトニ・コレット単独インタビュー - 2005年11月07日
- 『ミリオンズ』ダニー・ボイル単独インタビュー - 2005年11月04日
- 『ALWAYS 三丁目の夕日』堤真一、吉岡秀隆単独インタビュー - 2005年10月31日
- 『キャプテン・ウルフ』ガレッジセール(川田さん&ゴリさん)単独インタビュー - 2005年10月28日

プライバシーポリシー - 利用規約 - 広告掲載について - ヘルプ・お問い合わせ
Copyright (C) 2010 WELVA CORP. All Rights Reserved.
Copyright (C) 2010 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.