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『MAMAN ママーン』松平健 単独インタビュー
マツケンサンバで一世を風靡(ふうび)した松平健が、今年も始めからスペシャルな企画に挑戦してくれた。映画『MAMAN ママーン』では、わずか50cmに縮んでしまうヒーローマニアの中年男を大まじめに(?)演じている。昨年の大河ドラマでの弁慶姿を吹き飛ばすコミカルな“マツケン”の姿が大爆笑を呼ぶ本作について、2006年も気合十分の松平健にたっぷりと語ってもらった。
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(WMP 単位:bps)(約2分57秒)
人物詳細ページ
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作品詳細ページ
■インターネットはしません(笑)
Q:この映画に出演したきっかけを教えてください。
この映画に出る前にネット・ドラマに挑戦したんです。そのときはストーリーすら分からない状態で、初めてやってみたんですけど、それがなかなか評判がよかったのでこの映画に出演することを決めました。
Q:ところで、松平さんは、インターネットは利用されるんですか?
それが、しないんですよ(笑)。
Q:脚本を読んだ感想は?
すごくストーリー性があったのと、自分が50cmになっちゃう姿がどんな風に映るのか見たくなりました。岡まゆみちゃんとの歳いった兄妹としての共演も、すごくいいアイデアだと思ったし、脚本を読みながらすごく楽しめました。
Q:職業 DJ Ken という役ですが、これまでのDJ経験は?
昔ちょっと一回だけDJしたことあります。ドラマのDJで質問に答えるだけだったんだけど……あ、スクラッチをする方? そっちは初めてです。実際にやるとすごく難しいよね。だから撮影のときは雰囲気だけで回してました。これからの舞台でDJ姿を見せるのは……ちょっと難しいかな……(笑)。
Q:劇中では50cmの大きさで大活躍されていましたが、もし松平さんがこのくらいの大きさになれるとしたらどんなことをしてみたいですか?
どうだろうね。今の時代を考えると50cmで行けるとこないよね実際。階段多いし、エレベーターもスイッチ高くて押せないしねえ。誰かのポケットに入れてもらうしかないよね。
■50cmの気分で独り芝居
Q:洗濯機でグルングルンまわされたりしていましたね。
そうなんだよ。でも、どういう状態になるのかまったく分からないで撮影していたからね。ほとんどがブルーバックの演技だったから。
Q:では、現場ではほとんどお1人で演じられていたんですか?
そうだね。会話の場面も実際に女優さんがそこにいるわけじゃないからスタッフの人がセリフを喋ってくれてそれに合わせて演じるような形だったね。だから小さくなってからは共演の女優さんとのお芝居はなくて……「あ、この辺で喋ってますから」って言われて……。だから自分で全部想像して芝居をしたんです。初めてのCGの仕事ですごくいい経験になりました。
Q:撮影期間はどれくらいだったんでしょうか?
2日かな……。でもほとんど岡さんが喋ってるから、僕のセリフはあんまりないんだよね(笑)。準備も大河ドラマと平行してやってたから役作りもなかなかできなくて大変だった。
Q:弁慶のキャラクターがうっかり出てきちゃうことはありませんでしたか?
それはないけど(笑)。でも、時代劇っぽいセリフ回しにならないように気をつけていたね。
Q:役の切り替えはどうやってるんですか
化粧をすると、ぱっと変わるんだよね。でも、今回はそんなにメイクもなかったから難しかった。
Q:50cmに変身後、気をつけた点はありますか?
小さいと動きがチャカチャカ見えるから、その結果を考えながらやりました。
Q:ご自身で出したアイデアはありましたか?
あまり出さなかったけど、変身するときの手振りは考えました。昔の子ども時代の変身ヒーローものを思い出して作りました。
Q:映画の中では失恋でとても落ち込んでいましたが、失恋をしたときはどんな風に立ち直りますか?
結構すぐに立ち直れますね。前向きに考えて、失恋も修行だと思うようにしています。
■若い人たちとの仕事で、若さを保つ!
Q:マツケンサンバが大ヒットして環境はどう変わりましたか?
ファン層が若い人まで広がったのは、やっていてすごく楽しいですね。この映画も観てもらいたい層は若い人たちだからね。
Q:若い俳優さんと仕事をする機会も増えたと思いますが……。
時代劇は所作とかがあるから、若い俳優さんにアドバイスをすることはありますね。でも、若い人から吸収することもたくさんあります。最近の若い俳優さんの演技ってほんとに自然なんで、実生活からそのまま演技に移行したようなナチュラルさは勉強になります。
Q:松平さんのデビュー当時はどんな俳優だったと思いますか?
自分たちの若いころは、とにかく役を作ってやっていて"演じている"感がすごく出ていたんだよね。観ているほうも「演じているな」って感じるような演技をしていたと思うし。だからこそ最近の人たちの自然な演技をみて「すごいな」と思うんだろうね。
Q:松平さんが、この世界に入られたきっかけはなんだったんでしょうか?
それはもう映画が好きで。それから俳優目指して劇団に入って大変だった反面、仲間と一緒に頑張っている時間がとても楽しかった。あの時期は自分にとって忘れられない思い出だと思う。今まで長いことやってきたなかで、やめてしまおうと思ったことは一度もないから、やっぱりこの仕事が好きなんだよね。劇団やりながら働いていたアルバイトのほうがつらかった(笑)。アルバイトして、芝居の稽古しに行くと楽しくて仕方がなかった。最初のころは、エキストラばかりしていて、とにかく現場の雰囲気を見られることがうれしかったのを覚えてる。
Q:昔はずいぶん暴れん坊将軍だったと聞きましたが?
そうだな(笑)。最近は飲まないね。若いときはすごく飲んでたけど、今は逆に健康に気をつけるようにしているね。
■新しいことに挑戦する
Q:昔と今とで、現場の雰囲気が変わった点はありますか?
自分自身が若くて回りがすごく大人に見えてたんだけど、今はもうそれが完全に逆になっていて周りのスタッフは自分よりみんな年下だからね。立場的な変化もあるし、ものづくりをしていても若い人が出すアイデアに驚かされることが多いね。「ああそういうことを考えるんだ」とかね。新しいアイデアがいっぱい出てくるんで楽しいね。
Q:長いキャリアのなかで仕事になれてしまう時期ってあると思いますが、そういうときはどうやって初心に帰るんでしょうか。
それはやっぱり、新しいことに挑戦することだね。新しい環境で、新しい人たちと仕事をするといつでも初心に帰ることができるから。
Q:若い監督さんと仕事をされて、違いは何かありますか?
決まりがないことだね。これはしないようにしようとか、そういう縛る部分がなにもないからとても自由で。舞台はすごく決まりごとが多いから、なんでもありみたいなところはすごく楽しい。
Q:ファッションもとっても若々しい松平さんですが、いつも私服はカジュアルなんですか?
そうそう。最近ここ1年、ジーパンを履くようになったんだよね。今まではほとんどスーツだったんだけど、一回履きだすと楽でずっと着ているね。自分でもよく買い物に行きますよ。
■『MAMAN ママーン』に込められた意味は……。
Q:『MAMAN ママーン』に込められた意味を教えてください。
どうなんだろうねえ……。最初から意味分かんなかったんだけど、監督に聞いても「脚本家のみぞ知る」っていう感じだったから。
Q:「ママ〜ン」というセリフはどんな感情をこめて言われましたか?
やっぱり……甘えた感じで(笑)。お母さんに甘えるような……複雑だよね。
Q:主人公はテレビが大好きでしたが、普段はどんな番組を観られるんですか?
そうだね、ニュースとか。あと最近は国会中継が好きでよく観ていますね。意外に面白いんだよ。若いころはヒーローものをよく観ていたね。
Q:今度挑戦したい役はありますか?
現代もののドラマをやりたいですね。親子愛とか、ファミリー向けの映画をやってみたいですね。それから今年は暴れん坊将軍のミュージカルバージョンに挑戦して、全国を回る予定です。
Q:最後にこの映画の観どころを教えてください
楽しんでもらえたらうれしいですね。今までにないおちゃめな芝居を観てもらいたいです。
マツケンサンバのはじけたイメージと違い、こちらの質問に恥ずかしそうに笑いながらも静かに答える姿がとても印象的だった。「若い人たちと、どんどん仕事をしていきたい」そう語る松平からは新しい年に向けての熱い意欲があふれていて、常に進化を続けていくパワーの源が見えた気がした。『MAMAN ママーン』に続き、日独合作の『バルトの楽園(がくえん)』と出演作が目白押しのマツケンから今年も目が離せない!
取材・文・写真: FLIXムービーサイト
『MAMAN ママーン』は、1月21日からテアトル池袋、 1月28日からワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘にて公開。
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