■“キャンディーズ”のスーちゃんとの共演

Q:この映画は大震災を経験し、再生していく人たちの物語ですが、初めて脚本を読まれたときの感想を聞かせてください。

赤井:
「あの状況の中でこんなスゴイ人がいらっしゃったんやな」という驚きがありました。その人を演じさせてもらうにはそれだけの心積もりというか、ふんどしの紐(ひも)をしめてかからなきゃいかんと思いました。

田中:
震災を体験した方たちのお気持ちを、震災を体験していないわたしがどれだけ伝えて演じられるか、責任と不安を感じました。東京生まれの東京育ちのわたしが関西弁を使って、どれだけ心を込めて気持ちを伝えられるかも不安でした。でもわたしが演じることでひとりでも多くの方にメッセージを伝えることができればと思い、出演を受けさせていただきました。

Q:お2人はご夫婦を演じられていますが、最初に会われたときの印象と演じられている内にその印象がどのように変わっていったのかを教えてください。

赤井:
最初お会いしたときは「あのさよならコンサートのキャンディーズのスーちゃんや」と思いました(笑)。今回ご一緒させていただいて、本当に素晴らしい女優さんだというのを実感しました。

田中:
最初にお会いしたのは20年くらい前で、『どついたるねん』で赤井さんが新人賞を受賞されて、わたしが『黒い雨』で主演女優賞をいただき、いくつかの受賞会場でご一緒しました。あのときの赤井さんと夫婦役ができると思って、とても楽しみでした。関西弁ができないわたしは、赤井さんに助けていただけるんだなあと思って安心しました(笑)。

赤井:
いやいや、田中さんは撮影に入ると、休憩中や食事のときもずっと関西弁でしゃべっていらして、役に没頭されていました。
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