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『LOVEDEATH─ラブデス─』武田真治 単独インタビュー
武田真治
『あずみ』『スカイハイ [劇場版]』を手掛けた北村龍平監督による、アクションあり、バイオレンスあり、ラブストーリーありとジャンル分け不能なエンターテインメント映画『LOVEDEATH─ラブデス─』。主演の武田真治が、完ぺきなまでに均整のとれた美しい肉体をさらし、熱く激しい男を熱演している。この映画をターニングポイントに生まれ変わったという武田が、作品にかける思いや自身の人生について大いに語った。
LOVEDEATH─ラブデス─
キャスト・スタッフ
解説・あらすじ
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■ハリウッド映画には負けない面白さがある
Q:本作はご自身にとってどんな作品なのでしょうか?
この映画が日本映画のターニングポイントになればいいなと思っています。要するに新しい日本映画の形や見方になればと。硬いものから柔らかいものへの変化みたいな。つまりね、“ポップコーンムービー”はハリウッド映画の専売特許じゃないんだ! ということを『LOVEDEATH─ラブデス─』は表明できる映画なんだと思います。例えば、「土曜の夜に日本映画を観に行こう!」ってあまりならないでしょ? 行くなら話題のハリウッド超大作とかでしょ? 『LOVEDEATH─ラブデス─』はポップコーンをほお張りながら、ビール片手に友だちと「あれはどうだ、これはどうだ」ってペチャクチャしゃべりながら鑑賞して欲しいんです。観た後に「どうだった、この映画?」って聞いたら「何も覚えてない」って言えるくらいが理想っていうか(笑)。
Q:誰でも楽しめる作品ということですか?
そうですね。銃と殴りと笑いが満載なので、笑うきっかけを失った人にはぜひ観てもらいたいです。この作品ってちょっと下ネタも含まれているので、カップルで観ると気を使って笑いを我慢してしまうところがあると思うんですよ。付き合って日が浅いカップルだときついかも。お互いを知り尽くして、下ネタも一緒に笑い合えるカップルには最適です(笑)。
■笑いをこらえるのに必死!
Q:どのシーンが一番笑えました?
六平直政さんが演じた警察かな(笑)。銃で撃たれて脳みそが出ちゃっているじゃないですか! なんでそうなるか分からないんですけど、脳みそが出てきたら赤ちゃん言葉になってるんですよ(笑)。それがおかしくて、たまらなかったです。本編にも僕が笑っちゃてるのが映っていますよ。下向いて肩が揺れているのは、まさにその瞬間です(笑)。
Q:笑いをこらえて大変だったんですね。
六平さんを見ているとどうしても笑っちゃうし、演技中に笑いたくないから、「ちょっとあっちへ行ってもらえませんか?(笑)」って言ったんですけど、そうすると六平さんがさらに笑わそうとしてくるんですよ〜。本当に大変でした(笑)。
Q:豪華キャストが勢ぞろいしていますね。
なぜこんな面白い話の中心に武田真治がいるんだ? って思う人がいるかもしれない。でも、実は前々から準備していたんだよね……。不透明な未来で、先は何も分からないけど、自分はちゃんと準備していたから報われたんだと思う。ハリウッドだったら作品のオファーがあってから体作りがあるのかもしれないけど、日本の映画界の場合はそうはいかない。3日後にクランクインできるのかって言われたら、すぐにできるように日ごろから準備しておかなければならないんです。
■今までの彼女が嫌がったタブーに挑戦
Q:今までのイメージとは違う、“新生・武田真治”という感じがしました。
そう言われるとうれしいですね。今まで付き合っていた彼女って、ラブシーンを嫌がる人が多くて、体が触れ合っちゃったら、それは演技を通り越している……なんてよく言われていたんです。でも、そういう青臭いことも言っていられないなって思ったので、今回は自分がタブー視していたことにも挑戦しました。
Q:それだけ情熱を持って撮影に臨んでいたんですね。
そうですね……。北村龍平(監督)っていう男は、こっちが熱を持ってないと吹き飛ばされそうなくらいの人だから。僕もパワーを持って臨んでいましたけど、どっちかっていうと北村監督の方が強かったですね(笑)。
■自身のターニングポイントとなった作品
Q:そのパワーはどこからわいたのですか?
今回、サントラも担当したんです。いつか自分が出演している作品の音楽を担当したいと思っていたので、その夢が実現したことで、かなりモチベーションが上がりました。そのことも含めて、この作品は僕にとってまさに“クリサリス・デイ”(=ターニングポイント)なんです。そんな思いを込めて作った作品なので、一人でも多くの人に『LOVEDEATH─ラブデス─』を楽しんでいただきたいと思います!
自身の人生や仕事への情熱を熱弁した武田は、自身のターニングポイントについて「僕の27歳は人生最悪でしたね。精神的に結構苦しんだ時期でした」と語ってくれた。そんなつらい時期を、どんな小さなことにも感謝の気持ちを大切にすることで乗り切ったという。ときどきジョークを交えながら雄弁に語る姿は、人生のターニングポイントを通過したからこそかもし出せる“余裕”が感じられた。今後も俳優として、またミュージシャンとして成長し続ける武田から目が離せない。
取材・文: 小林陽子 写真: 峯竜也
『LOVEDEATH─ラブデス─』は5月12日より渋谷Q-AXほかにて公開。
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