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『ラブファイト』林遣都、北乃きい、ファンキーモンキーベイビーズ単独インタビュー
人気作家まきの・えりの原作を基に、俳優・大沢たかおが初のプロデュースを手掛けた映画『ラブファイト』は、大阪を舞台に、幼なじみの男女が互いに恋心を抱きながらも素直になれず、やがてボクシングを通じて心を通わせつつ、人間的にも成長していく青春ラブストーリー。映画『バッテリー』で大型新人としてデビューした林遣都と、テレビドラマを経て映画『幸福の食卓』で新星のごとく映画デビューした北乃きいという二人が、主人公でいじめられっ子の稔と学校のアイドル的存在の亜紀をフレッシュな魅力で演じ切った。そして今回、同作の主題歌である「希望の唄」を歌うHIP HOPユニットのファンキーモンキーベイビーズ(以下、FMB)とともに映画の魅力を語ってくれた。
ラブファイト
キャスト・スタッフ
解説・あらすじ
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■撮影中は拳と拳の会話をしていた!?
Q:お互いの印象を教えてください。
林:
同世代の役者の多い現場が多かったんですけど、一つの撮影に入り込む姿勢はすごいなと思いました。ボクシング、関西弁、縄跳びなどいっぱい覚えることがあって、たぶん普通の女の子なら絶対にやり遂げることはできないと思うんです。しかも、きいちゃんは楽しそうにやっているんです!
北乃:
映画『バッテリー』を観た印象から、てっきり年下だと思っていたんですよね(笑)。色白でスラリとしていて、とってもピュアな感じがして。でも実際には同級生だと知って驚きました。今は男らしくてクールでちょっと天然なところもあって……。
Q:どんな風に天然なのか、ぜひ知りたいです。
林:
天然じゃないですよ、全然!
北乃:
撮影の後にホテルの中のコイン・ランドリーで一緒になることが何度かあって。遣都くんは洗剤を入れるのを忘れ3度も洗濯機を回したりして。そこが天然だな〜って(笑)。
林:
普段もぼーっとしていること多いんですよね。忘れっぽいのかも。
Q:実際に共演されていかがでしたか?
北乃:
これまでに会った誰よりも集中力が高くて刺激を受けました。お互い人見知りなので、最初はあまり話をしませんでしたし、撮影中は拳と拳の会話が多かったかも(笑)。なので撮影中よりもこういった取材時のほうが雑談をしていると思います。
林:
ちょっと待って。僕は撮影中から話していたと思っていたけど(笑)。幼なじみにしかない雰囲気を出せるようにと思って僕から積極的に話そうとしていたのに……出来てなかったみたいですね。
■主題歌「希望の唄」は最高の応援歌
Q:主題歌「希望の唄」を聴いていかがでしたか? 北乃さんは同曲のジャケットそしてPVにも出演されていますね。
北乃:
もともとファンキーモンキーベイビーズさんが大好きなので、新曲をいち早く聴けてすごくうれしかったです! リピートして歌詞の書き取りをしながら聴いていました。学校の友だちにもファンが多いんですよ。『希望の唄』は元気がもらえる曲ですし、身近にいる大切な人の存在に気付かせてくれます! ボクシングをテーマに人と人のつながりを描いている映画『ラブファイト』にぴったりだと思いました。
林:
2年前に初めて映画の撮影を経験したときにファンキーモンキーベイビーズさんの『恋の片道切符』をずーっと聴いていました。なので「希望の唄」が自分の出演する映画の主題歌になったときは不思議な気分でしたし、曲のついた本編を観るのが楽しみでしかたがなかったぐらい、本当にうれしいです! サビの部分の歌詞が大好きで、そんな恋愛をいつかしてみたいです。それに、まっすぐな気持ちを相手に伝える『ラブファイト』のテーマにぴったりだと思いました。
ファンキー加藤(FMB):
ありがとうございます!
■ファンキーモンキーベイビーズ的映画の見どころ
Q:映画をご覧になった感想をお願いします。
ファンキー加藤(FMB):
試写会で拝見して、友情、恋愛など要素がたくさんある中でボクシングという軸があって笑いもありテンポもよく楽しかったです。
DJケミカル(FMB):
僕も実は10年ぐらい格闘技をやっていたんです。(ちなみに空手4段の有段者)映画のために練習していた遣都くんときいちゃんのほうが蹴りとか断然うまくて、僕の10年間はなんだったのかと。でも映画を観て、ボクシングを始める人が増えるんじゃないかと。僕も一からやり直します!
モン吉(FMB):
きいちゃんと大沢さんのキスシーンを観て、まさかそこでそうくるとは! って感じで衝撃を受けました。稔は止めないのか!? と。あとは、きいちゃんがすごくキレイ!
■ボクシングシーンやキスシーンの撮影エピソード
Q:ボクシングのシーンでは一切CGのない、ガチンコ勝負なんですよね。
林:
はい。第31代日本ウェルター級王者であり、第18代日本J・ミドル級王者の田端信之さんにマンツーマンで教えていただき、撮影中も含めると約5か月間練習しました。1ラウンド3分間、休憩30秒というメニューを毎日10から15ラウンドやりました。
北乃:
大好きなんですよ、ボクシング! しかも蹴りができるってことでワクワクしていました。トレーニングはシャドー・ボクシングから始めて、縄跳び、スパーリングと練習していきました。アンジェリーナ・ジョリーさんのようなアクションヒロイン役をぜひ演じたいと思っていたので、お話をいただいたときはとてもうれしかったです。
Q:稔と亜紀のキス・シーンについてうかがえますか?
林:
台本を読んだときからキスシーンあるんだ! って、僕も男なのでキスのことで頭がいっぱいに(照れ笑い)。監督からは「稔はファーストキスだから、美しくて、いかにもなシーンじゃなくて、ぶつかりあうような勢いが欲しい」って言われまして、でもどうすればいいかわからなくて。それでどうするのか、事前にきいちゃんと段取りを話し合いました。でも実際にはぶっつけ本番でハイ! って感じです。
北乃:
初めてインタビューでキスシーンのことをきかれました! 『幸福な食卓』のときにキスシーンはあったんですけど、あのときは“フリ”で実際にはしていないんです。だからお芝居では今回が初めてなんです。すごく緊張して、頭が真っ白。撮影も深夜でしたから睡魔との闘いなので詳細は記憶に残っていないんです。実は……引きの映像だから“フリ”だと思われるでしょうけど、大沢たかおさんともキスしているんですよ。まさかお父さんよりも年上の方とキスするとは思っていなかった。
Q:ご覧になる方へメッセージをお願いします。
林:
ボクシングシーンはスタントマンなしでやっています。稔のようなヘタレなヤツでも夢中になれることを見つけて、必至に頑張れば変われるってことを見てください。
北乃:
元気と勇気が感じられると思います。幅広い年代の方に観ていただける作品ですので、ぜひ劇場でご覧ください。
今回のインタビューで初めて5人一緒になったというが室内はなんとも和やかな雰囲気だった。林&北乃とファンキーモンキーベイビーズの三人は歳が離れていて、特にMCの二人、ファンキー加藤とモン吉は年齢的には一回りも離れているのだが、互いの才能を認め合いリスペクトを含めて交わされている会話なのだとうかがえた。同作は第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した林と北乃の記念すべき共演作。稔と亜紀が体現する10代のころの恋愛というのは、もどかしかったり、じれったかったりするもの。そんな青春の甘酸っぱさがギュギュと詰まった本作で、何かに本気でぶつかることの魅力を誰もが再認識できるはず。
衣装: チャイルドウーマン / アンビデックス / メゾン ドゥ プラージュ / シャンブル ドゥ シャーム
取材・文: 南樹里 写真: 尾藤能暢
『ラブファイト』は新宿バルト9ほかにて全国公開中
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