■民宿を借り切っての合宿生活

Q:ロケ先の渡名喜(となき)島は那覇からフェリーで約2時間もかかるとか。東京から飛行機で那覇に行くのと同じくらいの時間がかかるんですね。

佐々木:
そうなんですよ。最初、渡名喜(となき)ってどんな場所なんだろうって、まったく予備知識がなかったんです。小さな地図には載っていませんし。でも僕たちが着いたとき、フェリーターミナルに「ようこそ! 群青」って大きな垂れ幕がかかっていて、いよいよ来たという感じがして、本当に感動的でした。実際、島に入ると、映画に出てくるあの美しくて豊かな自然がドッカーンとあって。ここで撮影させてもらえるんだ、ここが舞台なんだと思うと、とても幸せでした。

長澤:
わたしは生い茂るフクギの木の壁、台風よけの家の囲いがとても印象的でした。都会になっちゃった沖縄本島では、なかなか見られない光景ですから。

Q:長澤さんが島に着いたとき、佐々木さんが面白い歓迎をしてくださったとか?

長澤:
ええ。わたしはほかのキャストの方より1週間以上遅れて島に着いたんです。皆さんのところにごあいさつしに行ったとき、全員そろって、蔵之介さんが東京から持ってきたパン焼き器で焼いたパンを食べていたんですよ。「そんなに食べ物、大変なのかな」って、行った初日に不安にさせられました(笑)。

Q:島では4軒の民宿を借り切って、スタッフとキャストが合宿のように生活していたそうですね。長澤さんも民宿に泊まられたんですか?

長澤:
わたしが泊まった民宿は島で一番きれいな宿だったらしくて、すごく男性陣にうらやましがられました。どこの民宿も、エアコンを使うときには、100円玉を入れて、その時間だけ動く仕組みになっているんですが、わたしが泊まった民宿は100円で4時間。男性陣の民宿は100円で3時間だったそうです(笑)。

Q:それはカルチャーショックでしたね。

長澤:
ええ。でも、島には商店がないので、島の人はネットショッピングで食材とか日常商品を買っていると聞いたんです。ハイテクなんだと驚きました。
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