■中島監督の手紙での熱烈なオファーに出演を即決

Q:中島監督はこの映画の原作に衝撃を受けたそうですが、松さんは原作を読まれてどのように感じましたか?

わたしは、中島監督にこの映画のオファーをいただいてから同時に原作を読んだんです。自分がこの森口先生を演じるからとかいうことを抜き にして、作品に引き込まれて一気に読んでしまいました! とてもスピード感のある小説ですし、戯曲ではないにもかかわらず、これだけ 登場人物がよくしゃべる小説ってユニークだなと思いました。

Q:監督からのオファーは、手紙だったとか?

そうなんです。手紙には監督が「ぜひともわたしにこの役をやってもらいたい!」と書かれていたので、すぐにお受けしますとお答えしました。

Q:今回の役は、松さんにとってチャレンジだったと思います。この作品にかかわることで、かなりの覚悟が必要だったのではないでしょうか?

オファーを受けた後に、すごい役を引き受けると言っちゃったもんだな……と思いました(笑)。ただ、この『告白』がきちんと1本の作品になって公に出せるかどうか、森口先生が具体化するかどうかということがまず大事でしたから。最終的にはわたし自身もこの役をやることで、自分が人にどのように思われようがいいや! と思えるようになりました(笑)。

Q:役づくりは、どのようにされたのでしょうか?

「森口先生像」を変に崩して演じてしまうと、多分違うものになってしまうと思ったので、まずは監督がどのように映像化するのかなと、考えていました。監督は、原作に忠実に映像化されていて、その覚悟が素晴らしいと思ったので、監督に最後までついて行こう! と思いながら役を演じていました。
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