■そうそうたるメンバーとオスカーを満喫したい!

Q:本作は、アカデミー賞に作品賞ほか6部門でノミネートを果たしました。獲得にかけるお気持ちをお聞かせ願えますか?

みんなよく「ノミネートされただけで満足」なんてコメントするけれど、まったくその通りだと思うよ。その年全米で公開された300本近い映画の中から、たった9本に選ばれたというだけで、本当に光栄なことだ。僕個人としては、授賞式でみんなと興奮を分かち合いつつ、久しぶりに司会を務めるビリー・クリスタルの勇姿を拝み、純粋に楽しむつもりだ。映画業界というコミュニティーの一員として、そうそうたる候補者の仲間入りを果たせただけで十分素晴らしいことだし、受賞への期待などまるでないよ。

Q:でも、ジョーイがノミネートされるべきだったという思いはありませんか?

負けず嫌いのジョーイのことだから、もしオスカーに動物の演技なんてカテゴリーがあったとしたら、『ヒューゴの不思議な発明』と『アーティスト』に登場する犬たち相手に、ライバル心むき出しで勝ちに行くんじゃないかな? 名犬 VS 名馬の戦いは、ちょっと見てみたい気がするね(笑)。
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第1次世界大戦を舞台としながらも、本作は戦争ではなく、人や馬たちのきずなの物語であると語ったスピルバーグ監督。馬の目を通して描かれる、悲惨な争いの中で人々の心が開かれていく様子は、映画化の理由を「娘にせがまれたから」と笑顔で語る監督の優しい一面が表れているかのようだ。そんな監督が信頼し絶賛した、まさにオスカー級の演技を見せる馬たちの演技にも注目しながら、本作に込められたメッセージを感じていただきたい。

(C) Kaori Suzuki

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