教師のかたわら、父を継いで蜂飼いの旅を続けてきた初老の男が、娘の結婚式を家族との別れに旅立った。蜜蜂を連れて昔の仲間を訪ねて廻る途中、ひとりの少女に出会うのだが ...

寡黙な中年が不良少女の面倒を見ながら放浪するロードムービーでありアンゲロプロスにしては歪ながら情緒やアクションがあるので意外と見やすい。終盤、中年の夢か妄想か、 ...

動乱の時代を生きたスピロは、小さな町で教師をして暮らしていた。娘が結婚し、息子も大学へと進学した彼は、父や祖父のように、もう一度養蜂家としてギリシャ中を旅したい ...

ギリシャ北部を旅する初老の養蜂家を通して、20世紀という歴史を背負った“老い”のあり方を描く、寓意にあふれた映像詩。「ユリシーズの鐘」の現代ギリシャ映画の巨匠、 ...

解説 1996年に初公開された、アンゲロプロス監督の“沈黙の4部作“の中核作品。過去を捨てミツバチと旅する男と自由に生きる少女、二つの世代の愛を描く。

北ギリシアを蜜蜂と旅する老人を通して、人間の愛と老いを描いた作品。スピロは小学校教師を辞め、娘の結婚と同時に旅に出た。彼の家は代々、養蜂を営んでいたのだ。蜂 ...

解説 1996年に初公開された、アンゲロプロス監督の“沈黙の4部作“の中核作品。過去を捨てミツバチと旅する男と自由に生きる少女、二つの世代の愛を描く。

蜂飼いの老人と家出少女との旅。 閉館された映画館で、互いに交わるも、孤独さがより際立っていく。 映画全体を漂う虚無的な寡黙さが胸に染みる。…

ギリシャ北部を旅する初老の養蜂家を通して、20世紀という歴史を背負った“老い”のあり方を描く、寓意にあふれた映像詩。「ユリシーズの鐘」の現代ギリシャ映画の巨匠、 ...

花を追い 春のギリシャを南へ蜂飼い人の最後の旅に ミツバチのような少女が現れる二つの世代の愛の旅を綴る 清冽な叙情の傑作! 1986年ヴェネチア国際映画祭正式出品

蜂の旅人

1986年-122分-ドラマ

4.0配信あり

蜂の旅人の画像

基本情報

解説・あらすじ

北ギリシアを蜜蜂と旅する老人を通して、人間の愛と老いを描いた作品。スピロは小学校教師を辞め、娘の結婚と同時に旅に出た。彼の家は代々、養蜂を営んでいたのだ。蜂に蜜を吸わせて移動...

出典:allcinema

レビュー

4.0

19件の総合評価

★5
37%
★4
32%
★3
26%
★2
5%
★1
0%

3

cha********

社会人になりたての1979年に、岩波ホールで「旅芸人の記録」を観た。以来、テオ・アンゲロプロス監督の作品は、だいたい公開年の順に観てきたが、この「蜂の旅人」は観ていなかった。
 今回、Tsutayaの宅配レンタルでたまたま見つけたので、...

2023/3/28 2:39

5

bar********

蜂の旅人。テオ・アンゲロプロス監督の作品ですが、やっぱり例のごとく、ギリシャの歴史や作品内の状況を知っていないと、彼のモチーフまではたどり着けないと思います。

とは言いましても、まったく楽しめないというわけではなくて、彼独特...

2018/7/4 12:23

3

rec********

アンゲロプロスのシニカルな自嘲と見えるのはわたしだけでしょうか? 

スピロさん、少し早まりすぎです。
何も急いで開放する必要はないはずなのに。

発ちたい者は自ずから発つものですし、ご自身さえ無理に発つのを急ぐ必要もなかったは...

2017/12/12 17:25

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