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モンスターズ・インク (2001)

MONSTERS, INC.

監督
ピート・ドクター
  • みたいムービー 90
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  • ユーザーレビュー 203

4.56

解説

 子ども部屋のクローゼットの向こう側に広がるモンスターたちの世界。彼らは夜な夜なドアを開いては子どもたちを怖がらせているのだが、実は彼らは“モンスターズ株式会社”のれっきとした社員なのだ。この会社は、モンスターシティの貴重なエネルギー源である子どもたちの悲鳴を集めるのがその仕事。しかし、最近の子どもは簡単には怖がってくれない。モンスターズ社の経営も苦しくなってきている。そんなある日、大事件が発生した。モンスターたちが実はもっとも怖れる人間の女の子がモンスターシティに紛れ込んでしまったのだ!

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C) DISNEY/PIXAR
(C) DISNEY/PIXAR

「モンスターズ・インク」─“ストーリー構築に3年間”の成果を見るべし

別にフル3DCGアニメーションに限った話ではないのだが、長編映画を製作するならば、十分に練り込まれた脚本が必要だ。そうでなければ、どれほど優れたCG技術を持ってしても、観客に感動を与える映画は生まれない。

このことを最も重視しているのが、ピクサ―・アニメーション・スタジオである。同社のフル3DCG長編第4弾「モンスターズ・インク」には、5年もの歳月が費やされており、その内の3年間がストーリー構築のために使われている。

その物語には、まったく穴が無く、非常に新しいパターンのストーリーに出会ったという感想を持った。あえて分類するなら、バディムービーとサラリーマンものコメディの組み合わせと考えられるし、往年のカートゥーンの要素も感じられる。

とは言うものの、子供の悲鳴をエネルギー源にしている発電会社とか、人間の子供は非常に有毒だと信じているモンスターの社会という発想はすこぶるユニークで、実際のアメリカ社会に起こった“あの事件”と重なる現代性も感じられる。こういったストーリーの面白さで、観客はぐいぐい引き込まれていき、エンディングには思わず涙が浮かんでしまうという、娯楽作品としては理想的な仕上がりになっている。(大口孝之)

3月2日より、丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/3月2日]

映画.com(外部リンク)

2002年3月2日 更新

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