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パラノーマル・アクティビティ (2007)

PARANORMAL ACTIVITY

監督
オーレン・ペリ
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2.76

解説

約100万円あまりの低予算で製作されたにもかかわらず、全米興行収入第1位を記録した話題の密室サスペンス・スリラー。ある若いカップルの住む一軒家で起きた不気味な現象を、ビデオカメラ映像でドキュメンタリー風に演出した方式で描く。監督は、ゲームデザイナーが本職のオーレン・ペリ。パラマウントがリメイク権を獲得するも、作品を観たスティーヴン・スピルバーグが原作を超えることは困難だとあきらめたというその衝撃度に注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

幸せに暮らすひと組の若いカップル。ある日、家の中の様子がどこかおかしいことに気付き、悪霊がいると感じた二人は家中の至るところにビデオカメラを設置する。そして、二人が眠りに落ちた後に撮影された映像には、背筋も凍るようなものが映っていて……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2009 Oren Peli d.b.a. Solana Films.
(C) 2009 Oren Peli d.b.a. Solana Films.

「パラノーマル・アクティビティ」映画史上最も静かなるジェットコースター・ホラー

 あのスピルバーグに「怖い」と言わしめたという恐怖映画である。自主映画並みの超低予算で作られたこの映画は、フェイク・ドキュメンタリー形式を採用していること、噂が噂を呼んで社会現象化したことなど、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」との共通点が少なくない。一方、両作品の決定的な違いは「ブレア~」が手持ちカメラのブレ映像で観客を悪酔いさせたのに対し、本作は固定カメラで私たちを金縛り状態に陥れることだ。

 不審な物音など家の中で相次ぐ怪現象の原因を探るため、若いカップルが寝室にビデオカメラを設置する。ただそれだけの作品なのだが、これが絶大な効果を発揮する。ホラー映画の醍醐味はショック描写そのものではなく、その前段のシークエンスにある。まだ何も起こっていないのに「何か恐ろしいことが待ち受けているのではないか」と想像力を喚起させられる過程が最も怖い。この映画の作り手はそうした観客の心理を熟知している。

 深夜の暗いベッドルームで男女が添い寝している。その記録映像に“ひと工夫”を加えたことが本作の最大の成功の要因だ。それはずばり“ドア”である。スクリーン左手のなぜか開けっ放しのドアが終始ハイレベルな緊張感をみなぎらせ、私たちは映画史上最も静かなジェットコースター・ホラーの乗客となる。さらに開けっ放しのドアをすり抜けたその恐怖は、映画館の客席という安全地帯に身を置く観客をも直撃する。まさしくこの映画は、パラノーマル・アクティビティ(超常現象)を観客に体感させて締めくくられるのだ!(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2010年1月21日 更新

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