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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (2012)

LIFE OF PI

監督
アン・リー
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  • ユーザーレビュー 782

3.88

リチャード・パーカーに捧ぐ

  • kab***** さん
  • 2013年1月27日 2時13分
  • 閲覧数 5126
  • 役立ち度 315

総合評価

★★★★★

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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  • 勇敢
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  • 知的

レビューは書かず専ら読む方が好きなのだが
余りにも映画の意図を知らずに
☆1を付けてる輩が多いので敢えてレビューする。

これはリチャード・パーカーに捧ぐ映画だ。
1884年に起こった「ミニョネット号」難破事件。
船長、船員二人、少年(リチャード・パーカー)4人が乗船した船が
難破し救助艇で脱出するも漂流した。
そして食糧が尽き、衰弱したリチャード・パーカーが3人に
食されるハメになった。

もう1つリチャード・パーカー物語がある。
イギリスの水平であったリチャード・パーカーが反乱者として
密告され海に投身自殺をする程までに追い込まれた事件。

『ライフ・オブ・パイ』はこの二つの悲劇とも言える事件を
題材にしたもの。
なのでラストのパイのストーリーは「トラとの漂流」の話が
現実ではない事は明らか。

それをトラ(リチャード・パーカー)がどうやこうや。
骨折したシマウマがどうやこうや。
ハイエナがコックでどうやこうや。
オランウータンがオカンでどうやこうや。
嘘付きのパイ。
ラストの話で興ざめ、ありえへん。

こう云う批判をして☆1つ付けて騒いでる奴はナンセンス。
もっと勉強してからレビューしてほしい。

映画を創った意図はパイはリチャード・パーカーそのものであり、
パイに感謝しなかった虎は3人の同乗者であり、人間そのもの。
だから振り向きもせず自分勝手に去って行った。

神を題材にしたのは二人のリチャード・パーカーへの追悼の意味であり
全ての神から祝福されてほしいと云う願いから。

パイの名前の由来の円周率のπはリチャード・パーカーに
無限であり永遠であってほしいと云う願いから。

だから監督が映画を制作した意図も知らずに酷評するのは止めて欲しい。
この映画は過酷な現状を生きたリチャード・パーカーへ送る
せめてものファンタジーストーリーとしてアン・リー監督が創ったものであり、
その美しい映像こそが監督の心からのリチャード・パーカーへの
愛悼を意味しているからだ。

『ライフ・オブ・パイ』その真相を知っていれば必ず感動出来る
映画である。

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