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レビュー
「呪怨2」ハリウッド版リメイクにも期待が高まる、和製ホラーの完成型
「呪怨2」ハリウッド版リメイクにも期待が高まる、和製ホラーの完成型

作品詳細
   日本でも拡大公開され大ヒットとなり、アメリカでのリメイクも決まった『呪怨』は、ほほ笑ましいくらいチープな特殊効果にもかかわらず、白塗りの子供と黒い染み、それに恐ろしげな不協和音だけで怖がらせてくれた。さて、これはその続編である。基本的には変わっていない。いくつかの衝撃シーンはすでにおなじみで、1作目ほど鳥肌は立たない。階段を下りてくるかつらも、怖いというより笑える。それでも、清水は生ける者と死せる者が出会う場所、現実と夢が混じり合う場所に観客を連れていってくれる。キャラクター造形はあってないようなものなのに、清水は観客を映画の世界に引きずり込み、恐怖に震えるキャラクターたちと同じ目から物語を見せてくれる。ホラークイーンの異名をとるヒロインをはじめ、呪われた家にかかわった人物全員に、平等に呪いはかけられる。時系列をバラしてあるものの、ストーリーそのものはシンプルで、1作目を見ていなくてもわかるようにはなっている。この映画のスリルは、誰が何をいつやったかを知っていくことではなく、見ている側が自分のリアリティの感覚を疑うようになっていくこと、正気と狂気のはざまに陥っていくところにある。ハリウッド版も、できれば舞台は練馬にして、レトロな和の雰囲気を生かしてもらいたい。こたつのほうがコーヒーテーブルよりずっと怖いからだ。こたつの中には何が入っている? ひからびたみかんの皮? それとも……。  (Mark Schilling)

 
 
[ 2003年10月2日更新 ]

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