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美しい衣装の下は乱れからくり!!
豪華絢爛な美術と衣装に彩られた英国王室を背景に、相反するように猥雑・淫靡な貴族の生態が描かれる。外見が美しいほど、中身の腐り具合が引き立つ。女優3人の演技合戦。おブス女王の愛情をとりあう2人の美女という構図が今風。本来、「傾城」と言えば男を虜にして国を傾ける美女のこと。しかし本作では、国を傾け戦争を左右するのは、おブス女王をエクスタシーに導く美女の舌技という・・・ヒネリの効いた下ネタ政治話。彼氏には「ながらスマホ」ならぬ「ながら手コキ」対応で、女王へのマッサージと舌技には絶品バーガー(美味くて上手い)のエマ・ストーン扮するアビゲイルの生きざま。糞尿混じりの泥んこで現れるアビゲイル。皆にいじめられて可哀そうなのが、権力争いの中でドンドンしたたかに悪賢くなっていく。おばさんなのに世間知らずで、無邪気に無教養なアン女王は丸でバカボンなのだ。頬に渦巻きあっても不思議じゃない。バカボンの孤独、悲しみもあるのだ。17人も子供を亡くした彼女の闇は深いが、女王の心配をするのは女官長のサラ以外に居ない。サラが居るからバカボン女王でも国は安泰なのだ。この監督の作品は動物が絡む。ケモナーなのか、逆にアンチなのか?今回はウサギ。ウサギは性欲過多で多産、そして檻に入れられている。正にアン女王そのもの。出世に女王を利用する一方で、知らずに女王の檻を開けてしまった。サラという鎖を断ち切り解放してしまった。サラの代わりに女王を操ろうとしたアビゲイルだが、もはや彼女ごときに踏みつけられる大人しいウサギではない。結局、国の運命が女たちの性欲に左右されるという、ひねった夜伽話でした。トランプも性欲でアメリカの方向決めてるのかな? 絶倫バーガー食ってそう・・・シェー! これでいいのか? これでいいのだ!!
女王陛下のお気に入り
- lub***** さん
- 2019年2月17日 10時12分
- 役立ち度 0
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低予算映画の勝負の仕方
自分の中では「情動の揺れ幅が大きい映画」という分類になるでしょうか。こういう映画は久々だったかも。映画はいつも大きくエンターテイメントというくくりで見ているので、そこから見ると面白かったなあ。脚本の完成度が凄い。「低予算映画を作る」という映画を低予算で作るという。その中でのプロットと演出ですね。つかみはホラー一本。ファースト・シークエンスは大抵10~15分で終わりですが、これを30分引っ張るという力技。最初観客に与えたインパクトをそのまま30分持たせました。この力技が、映画成功の要因の一つだったと思います。ホラーを利用ということで最初は安易に思いましたが、結果としては良かったんじゃないでしょうか。低予算映画はこういうこともしていかなければならない。後半はコメディ。各キャラにトラブル要素を持たせてハチャメチャ。無礼な小娘、高慢な男優、アル中にお腹弱い、腰痛……。観客にストレスをためさせた所で、若手女優と男優にアドリブでぶちまける監督が最高に面白かった。映画の基本の幹とそれに対するアンタゴニスト(敵役)がしっかりしていたために非常に安定した作品になっていたと思います。幹=映画への情熱、家族愛。アンタゴニスト=思い通りにならない現実、生放送・ワンカット縛り、娘の反目等。脚本中でアンタゴニストの役割と使い所をしっかり設定していましたね。そして幹とアンタゴニストの橋渡し役として娘を置いているのが上手かった。最終的にここで映画が回収されました。目に見えるアンタゴニスト・娘~味方に転じる・プロデューサー~外部と現場に配置目に見えないアンタゴニスト・クセのある役者陣・役者が事故で来れない等全編通して奥さんがずっと味方のポジションだったので、アットホームな見やすい雰囲気を崩さなかった。ドタバタコメディ、クセの多いキャラ揃いでも映画に落ち着きを与えました。娘が味方に転じる一方で奥さんが役柄に振り切れて旦那の範疇から離れるというところも見所。ヒロインのお尻からのアングルが多く、エロ要素のこともきちんと考えているなと。秋山ゆずきさんは初めて名前知りました。あまり誰もほめていないのでほめますが、ナイスバディーでしたね。身のこなしが普通の女優っぽくなかったので調べたら、グラビア経験もあるんですね。なるほど。ただ前半部を真面目に見ていて、後半コメディになり引いてしまった方も多いかも。自分はお笑い好きなので後半はもうツボ中のツボですね。しかも力技の笑い大好き。山越の場面で「クソ暑い」「ケガ(毛が)なくてよかった」とか細かい所も笑えた。作り手に属する方々に受けそうだなと思いました。
カメラを止めるな!
- toy***** さん
- 2019年2月17日 10時09分
- 役立ち度 0
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ウィレム・デフォーの印象派マスターピース
アートな映画です。ゴッホや芸術に興味のある人にお勧めしたい映画。2017年の「ゴッホ最期の手紙」は記憶に新しいし、1956年カーク・ダグラスの「炎の人ゴッホ」もとてもよかったから、またゴッホなんだね〜と思ったけれど、予告編をみて感じたとおりの、見応えある作品でした。まずはウィレム・デフォーがはまり役。ゴッホが亡くなったのは37歳で、演じるデフォーさんは62歳だったけれど、その年の差を感じさせない素晴らしい演技で、アカデミー主演男優賞ノミネートは納得できます。デフォーさんが靴の絵を描くシーンはゴッホの色使いや、まるで彫刻のように絵の具を重ねていく様子がわかって、作品って完成したものだけではなくて、そのプロセスも芸術なんだなぁと、素人ながら気づきがありました。顔のクローズアップは見ていて辛くなるほどの苦悩や渇望がつたわってきたし、自然のランドスケープや色や光は、まるでゴッホが見えているものを観客にも見せてくれるような手法で撮影されていて、これまでのゴッホの映画とはまた違う視点を提示してくれて、とてもよかったです。それにしてもこういう作品をみるにつけ、芸術家の狂気と天才性の関係を考えてしまいます。それは天から与えられた才能、神からのギフトであると同時に、脳科学が説明してくれる分野でもあるかなぁ。ゴーギャン役のオスカー・アイザックも、司祭のマッツ・ミケルセンも、弟テオ役のルパート・フレンドもとてもよかったし、ゴッホの絵でおなじみの絵のモデルたちも、その姿をみせてくれるのが嬉しかったです。最後のクレジット中の音楽が私にはちょっとつらかったので、そこだけ減点の四つ星半。
永遠の門 ゴッホの見た未来
- Shoko さん
- 2019年2月17日 10時08分
- 役立ち度 0
話題の映像
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『マックイーン:モードの反逆児』特報
2019年4月5日公開
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『女王陛下のお気に入り』特別映像3
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