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『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』芦田愛菜 単独インタビュー

2018年7月12日 更新

『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』芦田愛菜 単独インタビュー

人気アニメ『ポケットモンスター』の劇場版シリーズ第21弾。昨年大ヒットした20周年記念作『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』から冒険を始めたサトシとピカチュウが踏み出す「新たな一歩」。旅の途中で、サトシとピカチュウが出会う老若男女さまざまな5人のキャラクターと声を担当した豪華ゲスト声優陣が話題だが、そんな中で市長の娘ラルゴの声を担当する芦田愛菜が、ポケモンへの思いや声優として演じることについて語った。

■一番かわいいポケモンはやっぱりピカチュウ!

■一番かわいいポケモンはやっぱりピカチュウ!

Q ポケモン映画に出ると聞いた時はどう思いましたか?

幼稚園や小学生の時から、男の子たちがポケモンのグッズを持っていたりして、誰もが知っているキャラクターとして身近な存在だったので、そんなポケモンの映画に出演することが決まって、すごくうれしかったです。

Q 「ポケモンがいたらいいな」と思いますか?

ピカチュウが本当にかわいすぎます。サトシとピカチュウの絆は本当にうらやましいです。私にもピカチュウみたいな子がいたら、きっとうれしくなるだろうと思います。ポケモンはトレーナーと本当に信頼し合っていて、困った時は助け合える。互いに信頼しているからこそ、物語がどんどん生まれていくんだと感じています。

Q 今回、そんなポケモンの世界の住人の一人になってみて、どんな感想を持ちましたか。

やっぱり、うれしいの一言です。私の演じたラルゴというキャラクターを通して、ポケモンたちの世界に存在できたというのはうれしいですし、参加できてすごく楽しかったです。

Q ラルゴはどんな女の子だと思いましたか?

ラルゴは自分がやりたいことに対して、「やり遂げなくちゃ」という気持ちがすごく強い正義感のある女の子です。私よりも年齢は下なんですが、しっかり芯のある子なので、声が子供っぽくなりすぎないように意識しながらも、あどけない感じが表現できるように頑張りました。

■アフレコの仕事はちょっぴり恥ずかしい!?

■アフレコの仕事はちょっぴり恥ずかしい!?

Q ラルゴはご自身にとって、どのような存在でしょうか?

自分の分身的存在です。ラルゴのように正義感や意志の強い人に憧れるので、かっこいいと思いました。私だったらできないことも、ラルゴならきっと頑張って、やり遂げる。ラルゴは自分一人ではできないかもしれない、守らなきゃいけないことも、守りたいものがあるからこそ頑張れる。そういう女の子じゃないかと思います。

Q 演じたことでいい影響があったらいいですね。

私だったら、ラルゴみたいにできるのかな? 私は守りたいものに対して、ちゃんとやり遂げられるのかな? と考えたりしました。映画を通して、人と人との絆をうらやましく感じて、私も頑張りたいと思うようになりました。ドラマなどで3、4か月の間同じ役でいると、普段の生活の中でも口調などが役の子に似てきて、周囲の人に指摘されたりすることがあるんです。自分ではまったく自覚がないんですけど、役が言うようなことを言っちゃったり(笑)。今回はたぶんなっていないと思いますが、もしそうなっていたらいいな。ラルゴは正義感が強くて、しっかり者ですから。

Q それだけ一つの役に真剣に向き合っているから、影響されるんですね。

ちょっとした動作一つの中にも私が出てしまわないように、例えば座り方や箸の持ち方に役の子らしさを感じてもらえて、違和感がないように心掛けていますし、そんな女優さんになりたいと思っています。

Q 演技とアフレコは違いますか? 声を入れている時はどんな気持ちでしょう?

アフレコは楽しいんですけど、声を入れながらちょっと恥ずかしいこともあります。映像を見ながらやっているんですけど、ふと一人でテンションが上がっている自分を想像してしまって、どうしても恥ずかしいと思ってしまうこともあります(笑)。でも、自分が演じた声によって、作品の中でキャラクターが生きていくのはとてもうれしいことです。

■一歩踏み出したい、実は苦手なこと

■一歩踏み出したい、実は苦手なこと

Q 『怪盗グルー』シリーズなど、以前からアフレコは得意な分野ですよね。

映画の世界に入っていける感覚は楽しい部分の一つです。でも、映像のお芝居と違って自分の顔や体で表現することができないので、キャラクターの表情を見ながら、「ここはこういう声かな」と想像して、声だけで細かい感情も表現しなければならないところはやっぱり難しいです。

Q 本作には「一歩踏み出す」というテーマがありますが、一歩踏み出せないこと、踏み出したいことはありますか?

私は人を励ますことが苦手なんです。どちらかというと慰められる側が多いかもしれません。どういう言葉を掛けてあげればいいのか考えすぎてしまって、それでいつも困ってしまうんです。だから、一歩踏み出して、相手に適切なアドバイスや優しい言葉を掛けられるようになりたいと思います。

Q ポケモン映画といえば夏休みですが、この夏の予定はありますか?

林間学校があるので、それが一番楽しみです。山登りをするんです。あとはみんなとお泊まり会とかできたらいいな。

Q これまでの夏休みにした冒険の思い出はありますか?

小学校2年生くらいの時、近所に四角くきれいにカットされた木が塀に沿って植えてある場所があって、そこの木と木の間になんとか入れるくらいの穴が開いていたので、そこにみんなで秘密基地を作って遊んでいました。小っちゃかったから入れたんですけど、いまはもう入れないと思います(笑)。

■本作を一緒に観に行きたいのは

■本作を一緒に観に行きたいのは

Q 今回の作品は誰と観に行きたいですか?

守りたいものがあると、強くなれるし、それがすごく大好きな誰かだったら、もっと頑張れる。この映画を観た時にそう感じて、友だちに「いままでもこれからもずっと仲良くしてね」と伝えたくなったので、ぜひ友だちと観に行きたいです。

Q 友だちとポケモン、いいですね。

ポケモン映画というとバトルのイメージが強いと思いますが、それだけじゃなくて、人と人との絆も描かれていて、すごくぐっとくるところも多いんです。小さい子はもちろん、大人の人が観てもポケモンの憎めない愛らしさを感じると思うし、さらにポケモンとトレーナーの信頼関係や、みんなと一緒に力を合わせれば頑張れることがあるんだと感じてもらえると思います。

Q 自分の作品を自分で観ますか?

実は恥ずかしくて全然、観られないんです(笑)。撮影現場でチェックの時は観るんですけど、作品になってからはなかなか。恥ずかしくて、観られないです。

Q 本作は友だちと行けるでしょうか(笑)?

もちろん、恥ずかしいは恥ずかしいですけど、そんなことを言ってる間がないくらい、映画に引きこまれちゃうと思います。
初取材した『ライアーゲーム -再生-』の頃からしっかりしていて、利発だった芦田愛菜。「愛菜ちゃん」と呼びたくなる愛らしいルックスはそのまま、演技に向き合う姿勢も変わらずプロ中のプロである。今回もスチール撮影中、カメラマンの指示の一歩先を予測して、リクエストせずとも期待通りの表情をしていた。かわいい天才は今後、どうなっていくのか。きっと想像できないような未来を開くのだろう。
(C) Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C) Pokemon (C) 2018 ピカチュウプロジェクト

取材・文:高山亜紀 写真:日吉永遠

映画『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』は7月13日より全国公開

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