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アイアンマン (2008)

IRON MAN

監督
ジョン・ファヴロー
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4.09 / 評価:3,555件

解説

自ら開発したハイテクの鎧を身にまとい、“アイアンマン”として悪と闘う男の活躍を描くアクション超大作。同名の人気アメコミを原作に『ザスーラ』のジョン・ファヴロー監督が世界平和のため正義を貫くヒーロー映画を撮り上げた。豊富な資金と科学技術でアイアンマンに変身する軍事会社社長トニー・スタークを、『ゾディアック』のロバート・ダウニー・Jrが好演。繊細(せんさい)な精神も持ち合わせる人間味あふれるヒーロー像も見もの。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、“アイアンマン”となってテロリストに闘いを挑む。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2008 MVLFFLLC. TM & (C) 2008 Marvel Entertainment. All Rights Reserved.
(C) 2008 MVLFFLLC. TM & (C) 2008 Marvel Entertainment. All Rights Reserved.

「アイアンマン」大人のエンターテインメントとしてほぼ完璧

 べトナム戦争の頃に描かれた善悪二元論の原作コミックの舞台を、現代中東に置き換え、いくら非情なテロリストを登場させても、正義の名の下にアメリカが行ってきた事実が暴かれた今となっては、成立しないのではないかと思っていた。しかし、練られた脚本と自堕落なダウニー・Jr.のキャラが相俟って、意外な、時のヒーローが飛び出した。

 若き発明家にして軍需産業のトップが、アフガンで武装勢力に襲撃され囚われる。捕虜生活の間にパワードスーツを造り上げ、命からがら大脱走。敵への復讐心が芽ばえ、テロとの戦いに邁進するのではない。自社の兵器で同胞が殺される現実を目の当たりにした若社長は、「無責任なシステムの一部」であることを自覚し、兵器製造の中止を宣言する。そして個人的に正義を実践していくのだが、本当の敵の正体は、経済のために戦争さえも捏造されるアメリカの裏側を射抜くような存在なのだ。

 とはいえ、「ダークナイト」のような深刻さはなく、コメディセンスとエロスもしたたかで、秘書パルトロウとは唇すら交わさない粋なロマンス。大人のエンターテインメントとしてほぼ完璧で、メカのバージョンアップのプロセスではSF少年の目を釘付けにし、「トランスフォーマー」以上にロボットアニメ世代のツボを刺激する正統派バトルも用意する。バットマンの装備がヘビーな武具だとすれば、こちらはガチな兵器だが、人型ウェポンの活躍は、スーパーヒーローの存在を信じる心を十分に甦らせてくれる。(清水節)

映画.com(外部リンク)

2008年9月18日 更新

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