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アザーズ (2001)

THE OTHERS

監督
アレハンドロ・アメナーバル
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3.93 / 評価:1,205件

解説

 1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れるが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「アザーズ」─時空がぐにゃりとよじれ「他者」が思いがけない正体を現す

“ヒッチコックの再来”とうたわれるスペインの新鋭、アメナバールのハリウッド進出第1弾。製作を買って出たトム・クルーズは、前作「オープン・ユア・アイズ」を見たとき「体中にアドレナリンが駆けめぐった」そうだが、この「アザーズ」は古い屋敷に舞台を限定、バイオレンスも血のりもなく、ひたひたと心理的恐怖をつのらせる。

1945年、霧深い英国ジャージー島の屋敷。夫は戦線から戻らず、2人の子供は日光アレルギー。美しい女主人は邸内に光を入れないよう神経を尖らせている。やがて屋敷にいるはずのない「アザーズ(他者)」の物音が響き出す。いったい誰が……。

ニコール・キッドマン扮する女主人は、髪型や服装や名前(グレース)までヒッチコック・ヒロインを思わせる。だが、徹底したリアリストだったヒッチコックに対して、アメナバールが見つめるのは常に、科学や論理では割り切れない世界だ。タイトルも暗示性を含んでいる。時空がぐにゃりとよじれて思いがけない正体を現す「他者」。衝撃のラストは「シックス・センス」ばりに絶対秘密だが、たとえ結末を知っても、このヒロインの「孤立無援」の闘いはきっと心に焼きつくだろう。(田畑裕美)

4月27日より、丸の内プラゼールほか全国松竹系にてロードショー

[eiga.com/4月25日]

映画.com(外部リンク)

2002年4月25日 更新

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