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アリー/ スター誕生 (2018)

A STAR IS BORN

監督
ブラッドリー・クーパー
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3.75 / 評価:4,148件

解説

『アメリカン・スナイパー』などのブラッドリー・クーパーが監督と製作を担当し、数々のヒット曲で知られるアーティストのレディー・ガガが主演を務めたドラマ。スター歌手に才能を見いだされた女性が、スターダムへと上り詰める姿が描かれる。ブラッドリーはスター歌手役で出演もこなしており、劇中でガガと共に歌声を聞かせる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

昼はウエイトレスとして働き、夜はバーで歌っているアリー(レディー・ガガ)は、歌手になる夢を抱きながらも自分に自信が持てなかった。ある日、ひょんなことから出会った世界的シンガーのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)から歌を高く評価される。アリーは彼に導かれてスター歌手への階段を上り始め、やがて二人は愛し合うようになるが、ピークを過ぎたジャクソンは、徐々に歌う力を失っていく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

「アリー スター誕生」ガガの芳醇な歌唱力が全面開花。過去最高にリアリティのある「スター誕生」

 プロのシンガーになることを夢見ながらウェイトレスとして働いていたアリーが国民的な人気を誇るロック・スター、ジャクソンと偶然出会う。彼の導きによって才能が覚醒したアリーは、瞬く間にスターダムへの階段を駆け上がっていく。しかしジャクソンのキャリアは反比例するかのように下降していき……。そんな二人の愛の苦悩と歓びを描いた「スター誕生」は、過去3回も映画化されている<ハリウッドの文化遺産>だ。

 その文化遺産の監督の座を、当初予定されていたクリント・イーストウッドから譲られて監督も兼務することになった主演俳優ブラッドリー・クーパー、そして過去にジュディ・ガーランドやバーブラ・ストライサンドといったハリウッド・レジェンドが演じてきた大役を任された主演女優レディー・ガガにとって、プレッシャーはどれほどのものだったろう。

 しかし二人はそのプレッシャーをはねのけた。劇中で歌う楽曲を自ら作るほど役に入り込んで酒浸りのロック・スターになりきったクーパーは、ライブシーンを実際にロックフェスのステージで撮影することで映像に躍動感をもたらして、俳優と監督の二役を見事にこなしている。

 一方のガガも、これまで奇抜なルックスの影に隠れていた芳醇な歌唱力を全面開花。映画内で描かれるルーツロックからダンスポップへの音楽性の変化は、彼女自身のキャリアとも重なっているから説得力満点だ。そう、本作は過去最高にリアリティのある「スター誕生」なのだ。

 そのリアルさに寄与しているのが、過去のバージョンとは異なり主人公ふたりの家族が登場すること。サム・エリオットとアンドリュー・ダイス・クレイがそれぞれジャクソンの兄とアリーの父親を好演しており、物語世界に奥行きを与えている。特にかつて全米一の毒舌コメディアンだったことが信じられない後者の滋味深い佇まいには驚かされた。(長谷川町蔵)

映画.com(外部リンク)

2018年12月13日 更新

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