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インターステラー (2014)

INTERSTELLAR

監督
クリストファー・ノーラン
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  • みたログ 9,970

4.22 / 評価:9,013件

解説

『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ。食糧不足や環境の変化によって人類滅亡が迫る中、それを回避するミッションに挑む男の姿を見つめていく。主演を務める『ダラス・バイヤーズクラブ』などのマシュー・マコノヒーを筆頭に、『レ・ミゼラブル』などのアン・ハサウェイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインら演技派スターが結集する。深遠なテーマをはらんだ物語に加え、最先端VFXで壮大かつリアルに創造された宇宙空間の描写にも圧倒される。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
(C)2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.

「インターステラー」マコノヒーの体温が 宇宙の果てでも感じられる

 量子力学や相対性理論は皆目わからない。SF映画(とくにスペースオペラ系)は年々苦手になってきた。CGやVFXにはわれながら冷淡だと思うし、重々しい哲学や宗教的な荘厳さにはついそっぽを向きたくなる。

 にもかかわらず、私は「インターステラー」に見入ってしまった。CGの使用を最小限に抑えたのも要因のひとつだが、マシュー・マコノヒーが映画を牽引する力がめざましい。

 マコノヒーは、幼い子供たちを残して宇宙に飛び立つ。滅亡が近い地球の代わりに人類の住めそうな星を探査するのが、元宇宙飛行士の彼に課せられた使命だ。ただ、行く先は遠い。ワームホール(時の道穴)を抜けた先には、タイム・ダイレーション(ある星での2年は地球の23年に相当する)が待っている。

 砂嵐、火災、巨大な波、凍結した荒地。黙示録的なイメージが頻出することは予期していた。キューブリックに触発されただまし絵のような映像の構築も想定内だった。

 驚いたのは、どんなに壮大で奇怪なイメージと交わろうと、マコノヒーの体温がつねに感じられたことだ。しかも彼は、狂気やヒロイズムやニヒリズムといったありがちな要素で芝居を組み立てない。困惑し、悔恨し、落胆しながらも必死で思考し、観客とともに未知の時間と空間をくぐり抜けていく。ノーラン作品の登場人物としては「ダークナイト」のヒース・レジャーに次ぐ奮戦だ。彼を見ていると、相対性理論も少しはわかったような気になる。(芝山幹郎)

映画.com(外部リンク)

2014年11月20日 更新

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