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ウォールフラワー (2012)

THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER

監督
スティーヴン・チョボスキー
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3.86 / 評価:623件

『nothing』が『something』に飛翔する

  • fg9***** さん
  • 2017年3月10日 12時59分
  • 閲覧数 1601
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …あらすじは、解説のとおり。
 16歳のチャーリー(ローガン・ラーマン)は心にトラウマを抱える繊細な少年で、学校内では『nothing』と綽名される陰の薄い存在だった。
 当然ながら、ダンス・パーティーでも『wallflower』で、壁に凭れ掛かっている一人ぼっちのあいつ的存在だ。
 そんな味気ないチャーリーの学園生活であったが、国語教師からは文才を認められて、小説家を志していた。
 また、ある日、フットボールの観戦に行き、隣に座っていたパトリック(エズラ・ミラー)という先輩と友達になり、彼にはサム(エマ・ワトソン)という義妹がいた。
 そして、チャーリーは密かにサムに思いを寄せるものの、サムには大学生の恋人がいたので、遠巻きにして見詰めるしかなかったが、チャーリーとしては、初めて仲間とともに過ごす心浮き立つ学園生活を送るようになる。
 『nothing』のチャーリーが、サムにザ・ビートルズの『something』をプレゼントするところは胸がときめいてしまった。
 また、パトリックがチャーリーに自分の悩みをぶちまけるシーンでも胸が打たれた。
 『nothing』のチャーリーが、人の悩みを聴いてあげられるまでに心の成長を遂げたのだ。
 更に、大学受験が危ぶまれるサムに対して、補習授業を施すまでに成長しちゃうのだ。
 しかし、3人の友情がいつまでも続く筈がなく、パトリックとサムは大学へと巣立っていき、やがて別れの時がやって来る。
 結末の、疾走するピックアップの荷台で両手を広げるチャーリーは、『nothing』という長く暗いトンネルから抜け出して、『something』を求めて一歩大人に向かって飛翔するチャーリーだった。
 話しが長くなりそうなのでこの辺で止めるが、ローガン・ラーマンは『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』より断然本作の方がしっくりきたし、エズラ・ミラーは『少年は残酷な弓を射る』、『アナザー・ハッピー・デイ』同様に感性の鋭い役柄がなんとも似合っていた。
 そして、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)は撮影当時21歳くらいか、随分と成熟した女性に成長したものだが、まだまだ高校生を十分演じられるほどにキュートで可憐だった。
 最後に、敬愛するウォルシュさんと同じ感想を抱いたので付け加えさせて下さい。
 『不意打ちのように、ある真実が突き付けられ、急展開かと思われたが、トーンは変わらず救いのある終わり方に胸を撫で下ろした。』
 なお、エンディングでザ・ビートルズ(ジョージ・ハリソン)の歌う『something』が流れたら☆五つだった。
 サムが引っ越しをする際に、チャーリーがそのレコードを持つところが映ったのに……。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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