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ウォールフラワー (2012)

THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER

監督
スティーヴン・チョボスキー
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3.87 / 評価:595件

解説

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラー共演の青春作。原作者のスティーヴン・チョボスキーが監督を務め、自身の小説「ウォールフラワー」を基に、思春期の青年の揺れ動く心情を繊細なタッチで映し出す。困難を乗り越え成長する少年の心象風景が観る者の心を強く揺さぶる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1991年、シャイで物静かな高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は、クラスメートたちに“壁の花”とあだ名を付けられ甘く見られていた。だが、彼の平凡な日常は、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)兄妹との出会いによってすっかり様変わりする。チャーリーは初めて知る友情の素晴らしさや、初恋の胸のときめきに有頂天になっていたが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

「ウォールフラワー」若手スター3人の新しい才能を引き出した青春映画

 名作の誕生には、ベストなキャストが揃う時期に作られるかどうかのタイミングも大きな鍵を握っている。「ウォールフラワー」は原作者であるスティーブン・チョボスキーが小説に対して誠実な脚本が書けるようになるまで待った時間が、その幸運をもたらした作品だ。

 透明人間同然の高校生活を過ごす覚悟をしていた16歳の少年チャーリーが、かけがえのない仲間や良き教師と出会い、持ち前の繊細な感性で自身や人生を見つめ、未来への扉を開いていく。少女漫画でもいけそうな設定のもと、チャーリーのワケありな事情をほのめかすだけで観客に気づかせる大人なスタイルで、青春の切なさや煌めきをさらりと浮かび上がらせて、いい歳をした大人も胸キュンさせるチョボスキーは、脚本家としても監督としても素晴らしい才能の持ち主だ。

 けれども、映画とは生身の役者の肉体を通して語られるもの。主演のローガン・ラーマンのみならず、親友兄妹を演じたエズラ・ミラーとエマ・ワトソンの3人は、それぞれにヘビーな問題を抱えながらも、恋愛や将来への不安や希望といった誰もが10代の頃に抱く高校生たちの思いを観客の胸にリアルに響かせて、その才能に驚かせずにいないのだ。メジャー系エンタメ路線を歩んできたラーマンをはじめ、3人が3人ともこれまでのキャリアとはまったく別な顔を見せてくれることともあいまって、彼らのポテンシャルの高さには興奮せずにいられない。

 もちろん、この若手スターたちの才能を最大限に引き出したのはチョボスキーの素晴らしい脚本と演出であることもまた事実。名作との出会いのみならず、いい役者との新たな“出会い”にもときめかせてくれるこの作品、今年のべストワンになる人も少なくないはず。(杉谷伸子)

映画.com(外部リンク)

2013年11月21日 更新

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