ここから本文です

ジュリー&ジュリア (2009)

JULIE & JULIA

監督
ノーラ・エフロン
  • みたいムービー 342
  • みたログ 1,633

3.64 / 評価:447件

解説

映画『奥さまは魔女』のノーラ・エフロン監督による、すべての女性たちにオススメの応援歌。1961年に出版され、アメリカの食卓にフランス料理の大旋風を巻き起こした料理本の著者と、その本を手に幸せをつかもうとする現代女性の2つの物語を紡ぐ。魅力的な主人公を演じるのは、『マンマ・ミーア!』のメリル・ストリープと、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス。試行錯誤の末に女性として、そして人間として光り輝く彼女たちが勇気をくれる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1949年、ジュリア(メリル・ストリープ)は外交官の夫の転勤でパリにやって来る。そこで食に目覚めた彼女は名門料理学校ル・コルドン・ブルーのプロ養成コースに通い、やがて料理本を執筆するまでになる。その50年後、ジュリー(エイミー・アダムス)はジュリアの524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を実行する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「ジュリー&ジュリア」料理への愛情が一杯で料理好きには堪えられない映画

 この映画を見れば、誰でもジュリア・チャイルドが好きになるだろう。美味しい料理や美しい物に素直に反応して感激する陽気で大らかなジュリアは、古き善きアメリカを象徴するようなキャラクター。メリル・ストリープのちょっとオーバーな演技が、ジュリアの好奇心の強さに重なって、その楽しい人柄を増幅させている。特にコルドン・ブルーでの料理修行のパートが面白くて、メリルのファンであろうとなかろうと、意地になってタマネギを刻むジュリアを愛さずにはいられないはずだ。

 第2次大戦後の外交官の妻と、9・11後の市民相談係。生きた時代も環境も性格も異なるジュリアとジュリーだが、現状への不満から料理に生き甲斐をみつけていく2人のプロセスを、フラッシュバックでぴったりシンクロさせたノーラ・エフロンの手際は見事だ。マッカーシズムや9・11など政治の影の部分と、コミカルな部分のブレンド具合も上手い。

 不肖私も料理本を出せば?と勧められて、料理を作るのとレシピを作るのは別問題と尻込みした経験があるから、ジュリアが素人向けの料理本を執筆するのに8年もかかったというのは頷ける。それを1年間で再現して食べるというジュリアの計画の無謀さも驚きだ。とにかく、料理への愛情が一杯で料理好きには堪えられない映画。素材に火が入って味が染み渡っていく様子や、完成した料理の最初の切り口など、料理そのものをもっと写してくれればさらに良かったのだけど。(森山京子)

映画.com(外部リンク)

2009年12月17日 更新

本文はここまでです このページの先頭へ