ここから本文です

スター・ウォーズ/最後のジェダイ (2017)

STAR WARS: THE LAST JEDI

監督
ライアン・ジョンソン
  • みたいムービー 1,840
  • みたログ 1.8万

3.90 / 評価:15,999件

悩め若人たち

  • いろわく113 さん
  • 2018年2月13日 10時20分
  • 閲覧数 2146
  • 役立ち度 120
    • 総合評価
    • ★★★★★

私にとってスターウォーズとは
フォースという不条理の世界で、悩みながらも夢と希望をかけて未来へひた走る若人たちの物語だ。
この「最後のジェダイ」、50越えてしまった私の宝物になりました。
不条理は私たちの世界のあらゆるところに存在するから。
どんなに年をとっても、人は「ヤング スカイウォーカー」だから。


中学生の時、まだEPNo. のない「STAR WARS」を観て受けた衝撃。
宇宙空間をゆっくりと前進していく戦艦の轟音が、後ろから前方へ流れていく!
当時サラウンドシステムなどというものは身近に無かったのです。

ルーカスのチームが映画制作の過程で開発してきた映像や音響の技術は数知れないが、一番の功績はその技術を市民に落としたことだ。
SWがヒットしたことで、都会の映画館はこぞってサラウンドシステムを取り入れた。うちは片田舎だったので近くの映画館はみんな2ch。
あの轟音をどうしてももう一度味わいたくて、蛙鳴く地元から新宿歌舞伎町まで女子ひとりで観に行ったほどだ。
以来、SWは私にとって特別な映画であり続けている。

6作完結にされたSWシリーズをまた始める、と聞いたときはもう頭の中スパーク!娘の前で、マジか!!と叫んでしまったほど。
そしてふと思ったのだ。「ダースベイダーいないけど?」

その答えなのか、続三部作にはダースベイダー信者のおかしなヤツが出てきた。しかも癇癪持ちときている。これが私には意味不明だった。
おかげで「フォースの覚醒」は私にとって着地点不明の映画になってしまった。
不安とともに迎えた赤のSW「最後のジェダイ」。JWの音楽と重低な効果音、半端ない映像を期待する以外はほぼ、前作の伏線をどう回収するのか、そればかりに注目して観はじめた。

結果は、2つを除いて全く回収されませんでした。てか、広がるばかり(笑)

なのに。なんだろうこの愉しさは。
これってかつて私がSWに求めていたもの。
高揚感だ!
次に何が出てくるんだろうとハラハラドキドキするこのわくわく感。2時間半くぎ付けでした。
ベン、あそこで違う言葉言ってれば、銀河は君のものだったかもよ、ばかだなぁ(笑)

40年前、ルークの父親がダースベイダーだなんて想像だにしなかった。
今や型古のオチも当時は斬新だったのです。
突飛な展開に慣れた人々の心を動かせるのは、結局は人間の心の怖さ、不思議さだけなんじゃないだろうか。
今回フォースは新たな姿を見せてくれます。それがもたらす可能性を考えると否が応でも胸が高鳴ってしまう。
今から2年後が待ち遠しくて仕方がない。

かつてもそう。
フォースって何?
ベイダーって何者?
ライトセーバーでどう戦うの?…

未知への期待感が、私をSWファンにしていったのです。

新三部作…。アナキンが堕ちていく様はよかった。でも土台の光明面がちっとも魅力的に見えず、堕ちるまでは何を楽しみに観ればよいのかわからなかった。
おとぎ話=夢が見れなかったのだ。

2つの太陽を持つ砂漠の惑星。僧侶のようなベン・ケノービ。フォースという魔法のような力。ジェダイはまるで中世の騎士。しかもハイパードライブと爆音で銀河の彼方へと駆け抜けるのだ。
私にはそれだけで十分。夢の世界へひとっとびだ。
美しい映像もすばらしい音響も、夢へいざなう道具に過ぎないのだ。どんなに技術が進んでも、描く夢が胸に響かないとだめだ。

アダム・ドライバーがすばらしい。
あんな精神疾患抱えているようなキャラクター、あの演技、あの表情が無かったら誰にも理解できないんじゃないだろうか。
少なくとも私には痛いほど伝わった。ルークの「正しさ」に憤怒するシーンには涙が止まらなかった。
カイロ・レンはどうなってしまうのか?
新たなフォースの一面はきっとその答えを担っているに違いない。

勧善懲悪?…ううん私には昔っから、SWは悩める若者の映画です。
ルーク然り、アナキン然り、レイも、ベン・ソロも。
戦いに命を散らすのも、生き残りをかけてひた走るのも、不条理に悩む若者にはどちらも正しいのだ。50を過ぎた私には夢のように眩しいよ。
暗黒面さえ存在すれば皇帝や最高指導者なんざ誰だってよいのです。

新たなSWが描く夢が、見えてきた着地点が、私にはすごくまばゆく楽しかった。
いつの間にかガチガチになっていた世界観をぶっ壊してくれたから。フォースが、再び現代のおとぎ話をつくっていけると感じられたから。

レッスン3=EP9に、すでに期待と不安で胸いっぱいです。


レイアの例の件については…ギリギリ、アリでしたよ☆

追記
レン。前作とはまるで別人です。もともと表情と角度で印象変わる感ありましたが。
前作でのキワモノ感の半端なさ、マスク隠しが今作への演出だとしたら流石。
陰の主役は「化け物」だと思っています。

追記2
戦闘機がフルスピードで戦艦の真横を通過する時の、振動音!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • かっこいい
  • かわいい
  • コミカル
  • スペクタクル
  • ファンタジー
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 不気味
  • 切ない
  • 勇敢
  • 悲しい
  • 楽しい
  • 泣ける
  • 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここまでです このページの先頭へ