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パッセンジャー (2016)

PASSENGERS

監督
モルテン・ティルドゥム
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  • みたログ 3,632

3.75 / 評価:2,963件

宇宙移住者のSF心理ロマンスドラマ

  • gil***** さん
  • 2017年3月18日 1時02分
  • 閲覧数 6025
  • 役立ち度 24
    • 総合評価
    • ★★★★★

試写会で視聴。字幕版です。

惑星間を移住する5000人の人々。しかし、途方もない距離を移動するため、到着には相当な時間がかかります。その時間を、彼らは冬眠状態に入ることで、年齢を維持しようとします。しかし、冬眠状態が解けると、当然彼らは、通常の状態に戻ります。
この映画は、トラブルにより一人だけが通常の状態に戻ってしまった男を描く、SFロマンス映画です。
イメージとしては、オデッセイから、不屈さを引き、ロマンスを足した感じです。

【映像】
宇宙食ラーメンは粘っこくなっているといいます。通常の粘度だと、飛び散ってしまって思わぬところに入り込み、人の健康を害したり、機械の故障につながったりするかららしいです。
今回、無重力のプールの恐ろしさを初めて見ました。纏わりついて離れない水は怖い。個人的には、この映画で最も「おっ」と思ったのがこのシーンでした。

【ストーリー】
自分一人の時間が一年以上。。。
さらっと描いていましたが、ひげが伸び、徐々に服も着ないようになっていく様に、乱れていく心情が窺えました。
そんな中、少しでも気を紛らわせようと、色々な人の記録を観たんでしょうね。それこそ、暗記するくらいに。

誰かと話したいというコミュニケーションへの想いがつのる一年間だったのでしょう。絶望に引きずり込むことへの嫌悪感と、コミュニケーションへの渇望との葛藤。

途中からはご都合主義の流れにいきます。
機械トラブルは何年も前から起こっていたはずなのに、都合よくトラブルが顕在化する点には、少し違和感がありました。

ただ、たとえ気を引くためだったとしても、自分の技術者としての素養を活かして、様々な成果を打ち立て、宇宙船のなかで死を迎えることになったとしても、最終的にはそれでも木を植える姿には感心しました。

思ったよりもかなり、恋愛要素は多かったです。
隣にはキャッチボールできる人はいる。不器用な女は、最終的には、自分とコミュニケーションをとりたいと思っていた人とコミュニケーションを精一杯とることを選択します。

【さいごに】
会社による搾取体制は、恐ろしいものに感じました。
移住が成功した後、生涯にわたって、収入の20%を天引きされる人生が待っています。ただ、数百年後も会社存続しているのかという疑問は残ります。何だかすごく怪しい。しかし、実際に90年持つ宇宙船を作っていることは事実です。

結論としては、安全性に絶対はないので、宿直制をとり、クルーは一年ごとに交代制勤務にして、緊急事態に対処できる体制を構築すべきだということですね。

また、自分がこのような状況に陥った時、誰も起こさない自信はありません。友人と盛り上がりましたが、結局は誰かと時間を共有したいという思いが募るはずです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • セクシー
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  • 不気味
  • 勇敢
  • 悲しい
  • 絶望的
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