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ブラック・スネーク・モーン (2006)

BLACK SNAKE MOAN

監督
クレイグ・ブリュワー
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3.62 / 評価:247件

解説

アメリカ南部の田舎町を舞台に、幼少期の性的虐待が原因でセックス依存症になってしまった少女と、妻に去られた孤独な男の心の交流を描いたヒューマンドラマ。主演は『スネーク・フライト』のサミュエル・L・ジャクソンと『モンスター』のクリスティナ・リッチ。リッチ演じる少女の恋人役を人気歌手のジャスティン・ティンバーレイクが演じる。センセーショナルなストーリーと、さわやかな感動を呼ぶラストに注目だ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

田舎町に暮らす初老の黒人ラザラス(サミュエル・L・ジャクソン)は、妻が自分の弟と浮気をしたことに憤りを隠せず、孤独な日々を送っている。ある朝、彼は道端で半裸のまま血だらけで倒れていた女性レイ(クリスティナ・リッチ)を見つける。レイは男と見れば誰とでも寝てしまうと評判のトラブルメイカーだった。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「ブラック・スネーク・モーン」「ブラック・スネーク」は誰の心の中にもある

 舞台はアメリカ南部。年齢も人種も育った環境もまったく違う2人が出会う。それぞれに愛する人がいて、その愛によってそれぞれが苦しんでいる。通常の物語なら、そのふたりが恋に落ちたりするのだが、この映画ではそうではない。元ブルースマンの黒人が傷だらけで自暴自棄の白人娘を、まともな人間になるようにと導くのだ。しかし、黒人は聖人ではない。野心と欲望とがないわけではない。男は女を鎖で縛り付けるのだが、果たして縛り付けられているのは男の方かもしれない。まともな人間になるように導かれているのは男の方かもしれない。双方向に鎖は伸びる。「ブラック・スネーク」は誰の心の中にもある。だから人生はもつれ、ブルースは歌われ、血と汗と涙がそこに降りかかる。

 うまくいかない人生。傷ついた心。取り返すことのできない過ち。怒りと悲しみと絶望……。この映画はそれらを肯定する。なぜなら誰もが「ブルース」を歌うことができるからだ。その響きが、このどうしようもない人生を支えてくれる。たとえ何ひとつろくなことができなかったとしても、それはそれで素晴らしい人生であることを、その歌が教えてくれる。とどろく雷鳴とギターのうねりの中で、私たちはその輝ける瞬間に出会うことになるだろう。(樋口泰人)

映画.com(外部リンク)

2007年8月30日 更新

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