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マイ・プレシャス・リスト (2016)

CARRIE PILBY

監督
スーザン・ジョンソン
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3.43 / 評価:152件

解説

トロント国際映画祭などで高評価を得た青春ドラマ。高い知能指数を持つがコミュニケーション能力に乏しい女性が、セラピストからの課題をクリアしながら成長する姿を描く。監督は、プロデューサーとしても活動しているスーザン・ジョンソン。『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』などのベル・パウリー、『プロデューサーズ』などのネイサン・レイン、ドラマシリーズ「イン・トリートメント」などのガブリエル・バーンらが顔をそろえる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ニューヨーク、マンハッタン。IQ185を誇り、ハーバード大学を飛び級で卒業したキャリー(ベル・パウリー)は、仕事に就かず、友人も作らず、ただただ本を読んでばかりの毎日を過ごしていた。ある日、唯一の話し相手であるセラピストのペトロフ(ネイサン・レイン)からリストを渡され、記された六つの課題を実行するようにと言われる。キャリーは、金魚を飼い、好きだったチェリーソーダを飲み、新聞の出会い広告でデートの相手を探すといった課題をこなしていく。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2016 CARRIE PILBY PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)2016 CARRIE PILBY PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

「マイ・プレシャス・リスト」IQ185の超天才、コミュ力はゼロ。でも憎めない “こじらせ&空回りヒロイン”

「スイート17モンスター」に「フランシス・ハ」、最近では「若い女」と“こじらせ&空回りヒロイン”ものには名作が多い。本作のヒロインも空回り系。でも、ちょっと新しいタイプだ。

 主人公キャリーはIQ185の超天才。ハーバード大を飛び級で卒業したものの、周囲と話が合わず、コミュ力はゼロ。「知的水準を下げてまで、人と付き合いたくない」なんてズバッと斬ってちゃあ、そりゃ誰も付き合ってくれない。見かねたセラピストが彼女に「幸せになるためにするべきこと」のリストを渡す。ペットを飼う、友達を作る…6つの課題をクリアすべく、しぶしぶ行動を始めたキャリーだったが…?

 クレバーで弁が立ち、道徳心もある。極めて「まとも」な要素が、なぜかマイナスになってしまうヒロイン。頭のよさと、年相応な幼さが生むアンバランスに、クスクス笑いがもれる。演じるベル・パウリーの、微妙に老け顔なんだか、かわいいんだか判別しにくいルックスも役にいきている。

 引きこもりだったキャリーが意を決して外に出てみると、実は世の中に、自分と同じような「ヘンな人」がけっこういるものだ――というあたりが、あったかくていい。それは「人と会わずにすむ」という理由で集う深夜バイトの仲間だったり、MIT卒の優柔不断すぎるイケメンだったり。そんな人々との関わりから、キャリーは自然と一歩、おとなの階段を登るのだ。

 それにしても、キャリーに関わるイケメンたち――特にジェイソン・リッター、ウィリアム・モーズリーがよく似てるように見えるのは、リアリスティックの追究なのか、単に監督の好みなのか?(笑)(中村千晶)

映画.com(外部リンク)

2018年10月18日 更新

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