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ムーラン・ルージュ (2001)

MOULIN ROUGE!

監督
バズ・ラーマン
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4.11 / 評価:998件

解説

 1899年、夜のパリに瞬く魅惑のナイトクラブ“ムーラン・ルージュ”。その華麗なショーは人々を魅了したが、実のところセットにカネをかけすぎ経営は火の車。オーナーのジドラーは、資産家の公爵に新しいショーの主役サティーンをあてがうことで投資を引き出そうと考えていた。本格的な女優を目指していたサティーンもパトロンを必要としておりジドラーの申し出に不満はない。しかしサティーンは青年舞台作家クリスチャンをパトロンと勘違いしてしまい、それがきっかけで二人は愛し合うようになってしまう……。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C) 2001 TWENTIETH CENTURY FOX
(C) 2001 TWENTIETH CENTURY FOX

「ムーラン・ルージュ」─「見るテクノ」だからハマったもん勝ち

「ムーラン・ルージュ」は「見るテクノ」だ。「見る音楽」と言ってもいいのだが、テクノが「感情」ではなく「感覚」に作用することを目指す音楽であることを思うと、やはりテクノと言ったほうが正確だろう。この映画はテクノ同様、「感覚」に作用する。その色彩と速度と律動で、観客を陶酔に誘う装置なのだ。

この装置を目指した映画は、67年のマイケル・スノウの「波長」あたりから始まり、これまで多々あったが、みな「ふうん、そういうコンセプトで作ったんだ」と観客に意識させてしまい、その時点で陶酔を遠ざけた。なのに本作は、なぜ成功したのか。それはこの装置に「みんなが知ってるお話」を与えたから。それで、観客の意識は、ストーリーを辿ることに向けられる。すると「コンセプト」などに思いを至らせる必要がなくなる。しかもお話は定型なので、意識に集中する必要はない。そこで視覚と聴覚が刺激をたっぷりと味わう余裕が生まれる。華麗な映像の奔流にただ身を委ねる……この装置が最も効果を発揮する状態がこうしてやってくるのだ。音楽に「みんなが知ってる曲」を使っているのも理由は同じ。

ただ、全編通してBPMはかなり速め。このヤミクモな勢いでグイグイ行くノリは、好みが別れるところかも。(eiga.com編集部)

11月17日より、日比谷映画ほか東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/11月15日]

映画.com(外部リンク)

2001年11月15日 更新

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