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モアナと伝説の海 (2016)

MOANA

監督
ジョン・マスカー
ロン・クレメンツ
  • みたいムービー 1,017
  • みたログ 4,667

3.99 / 評価:3,900件

解説

『アラジン』『ヘラクレス』などのロン・クレメンツとジョン・マスカー監督が再びタッグを組み、南太平洋に伝わる不思議な伝説を基に描くアニメーション。幼少時のある出来事をきっかけに海と強い絆で結ばれた、16歳のヒロインの大冒険を描写する。新人のアウリイ・クラヴァーリョがヒロインに抜てきされた。南太平洋を舞台につづられる少女のアドベンチャーと、その歌声に魅せられる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

誰よりも海を愛する少女モアナは島の外へ行くことを禁止されていたが、幼少時に海とある出会いを果たしたことで運命が決定する。モアナは愛する者たちの救済のため、命をつかさどる女神テ・フィティの盗まれた心を見つけ出して再び平和な世界を取り戻そうとする。未知の大海原へと向かったモアナは伝説の英雄マウイと出会い、冒険を共にする。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2017 Disney. All Rights Reserved.
(C)2017 Disney. All Rights Reserved.

「モアナと伝説の海」甘くないディズニーの新ヒロイン!「レリゴー」に負けない名曲も満載

 「私はプリンセスじゃないわ」とモアナは言う。まるで歴代のディズニー・プリンセスとは違うから、と主張しているように聞こえるが、実際、そう聞いてもいいと思う。これまでに有色人種のプリンセスは何人もいたが、こんなにたくましく筋肉質の姫はいなかった。海に選ばれ、島を救うため冒険に乗り出す勇敢な彼女には、アクション・ヒーロー的なかっこよさがある。だからといってボーイッシュなわけではなく、ちゃんと女子力もあってかわいい。しかも迷いや怯え、脆さも見せるから身近に感じられるという、古い時代の新しいヒロインだ。

 もうひとつ、モアナが画期的なのは、恋に落ちないということ。モアナは半神半人のマウイとともに、クエストとミッションの旅に出る。マウイ登場の愉快なナンバー「俺のおかげさ」は、ブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」にラップを持ち込んで観客を熱狂させたリン=マニュエル・ミランダのワザが最も光る1曲だろう。「アラジン」のジーニーを思わせる、やたらと自信満々なこの大男が実は虚勢を張っているだけだとわかると、さらに愛おしく思えるはず。だが、たとえ背景にロマンティックな風景が広がったとしても、マウイとモアナの間にロマンスはしのび寄らない。つまりはバディ・ムービーであって、これが清々しい。

 プリンセスものに付きものだった甘さの排除は、かわいいブタのプアを置き去りにしたことにも表れている。代わりに同行する、しゃべらない、かわいくない、意思の疎通さえできているんだか怪しいニワトリのヘイヘイは、役立たずでアホな点こそがラブリーなキャラ。ニュー・タイプの相棒なのだ。

 こうした新しさを適度に盛り込みながらもディズニーらしさは鉄板。ポリネシアの神話や伝説を練りこんだストーリーテリングは鮮やかだし、南太平洋の海と光を描き出した映像の美しさはアートそのもの! 「アナと雪の女王」の「レリゴー」にも負けないパワフルな名曲が満載でわかりやすいテーマがバーンとあり、モアナの成長がある。

 おまけに、特筆に値する、憎めない敵キャラがいる。グラムロック系のカニ(吹き替えのROLLY好演!)や、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」をNHKのどーもくんにやらせたような海賊たちとのバトルは痛快だ。老若男女が共感し、応援し、誇らしく思えるようなヒロインの活躍に拍手。字幕・吹き替えともに素晴らしい声をもった南国育ちの新人を発掘・起用したことにも拍手を送りたい!(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2017年3月9日 更新

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