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上映中

万引き家族 (2018)

SHOPLIFTERS

監督
是枝裕和
  • みたいムービー 1,845
  • みたログ 3,492

3.85 / 評価:2,688件

そして、誰も知らない家族になろうよ。

  • ねじまき鳥 さん
  • 2018年6月15日 0時00分
  • 閲覧数 1054
  • 役立ち度 49
    • 総合評価
    • ★★★★★

家族とは血の繋がりがないとなれないものか。
このテーマは、そして父になる、で親子に焦点を当てて描かれていましたが、その、家族版といえるでしょうか。

お世辞にも誰もすみたいと思わないような住まいに押し込められた家族。
足りない物を万引きして調達。
家族もまた、あちらから、こちらから、メンバーを盗ってきて、拾って、集まって、家族の形になっている。

綺麗事であるはずがない。
窮地に陥れば、重い犯罪も厭わず、家族を見捨てることもあるかもしれない。
女子高生の風俗バイトも、子供の万引きもオールオッケー。

それでも、それが全てでもない。
親に虐待された子供をほっておけず、自分の子として育てる。お金のためだけには見捨てない。
笑い合う。不満を言う。
なんでもいい。血が繋がっているから必ずあるわけではない、なんでもぶつけあえる絆、家族の関係がそこにはある。

倫理観とか全部取っ払って、ただそこに存在する家族を味わってほしい。
純粋に皆の演技力に惚れて欲しい。

そこに、この家族のリアリティが見える。
社会的背景とか投影されてるかもしれないけどさ。
そんなことまで読み取らなくても、この映画その場かぎりでも、倫理観とかかけはなれても、家族の絆の強さがそこにあるかないか、それだけを見ればいい。

そこには、血の繋がりと関係のない強さがあり、それと同時に血の繋がりでなければなぜか超えられない、親子の壁もあるから。
お兄ちゃん、妹、とは簡単に呼べるし、受け入れられるのに、母親、父親、は簡単には受け入れられない。
その冷酷な現実。
そして、呼び名なんか関係なく記憶に刻まれる絆。

誰も知らない家族をみてみよう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
  • 知的
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