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世界最速のインディアン (2005)

THE WORLD'S FASTEST INDIAN

監督
ロジャー・ドナルドソン
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4.41 / 評価:1,094件

解説

60歳を超えてもライダーとしての夢を追い続けた実在の人物、バート・マンローをモデルに作られた感動の人間ドラマ。誰にも期待されていなかった年老いたライダーが、世界最速記録を更新するまでの紆余曲折をユーモアたっぷりに見せる。『ハンニバル』などの名優アンソニー・ホプキンスが、風変わりだが愛すべき老人を含蓄のある演技で堂々と演じている。夢を追い続けることの素晴らしさや、人生を楽しむコツが随所に散りばめられている。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ニュージーランドで暮らすバート(アンソニー・ホプキンス)の夢は、伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦すること。年金暮しの彼は倹約に励み、隣家の少年(アーロン・マーフィー)の協力も得て廃品を利用してバイクの改良を試みるが、なかなか渡航費まで手が届かない。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) WFI Production Ltd.
(C) WFI Production Ltd.

「世界最速のインディアン」スピード狂が夢を追いかける“ピュア”なロードムービー

 ワルがひとりも出てこないことが、この主人公の男の夢を“ピュア”に感じさせている。なんて素敵なファンタジーだろうか。インディアンというバイクに人生を賭けたスピード狂の男が夢を追うロードムービーだ。ニュージーランド~ロサンゼルス~ユタ州ソルトフラッツまでの道すがら、主人公バート・モンローは数々の困った問題にぶつかるのだが、その都度誰かに助けられるか、独力で道を切り開く。プロット的に葛藤が引き起こされる原因となるのは、あくまで主人公の問題なのだ。年を食っていて身体にはガタがきているし、金もない。おまけにバイクのエンジンも“42歳”の骨董品なのだから。

 であるからして、この映画に共感できるかどうかは、この男の夢を信じられるかだろう。人生を賭けても、絶対にゆずれない“好きなもの”がすでにある御仁は感動するはず。 40年以上にわたって、チューンアップを重ねる主人公を、アンソニー・ホプキンスが嬉々として演じている。世界最速のスピード記録をたたき出すことになる塩一面のスピードウェイ、ソルトフラッツに初めて立つときの、武者震いのような身ぶりに思わず涙が出た。すべてのイメージやユーモアが、掌編のようなファンタジーを祝福しているかのようだ。(佐藤睦雄)

映画.com(外部リンク)

2007年2月1日 更新

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