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僕のワンダフル・ライフ (2016)

A DOG'S PURPOSE

監督
ラッセ・ハルストレム
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4.25 / 評価:2,466件

解説

W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説を、『HACHI 約束の犬』などのラッセ・ハルストレム監督が映像化したドラマ。少年に命を救われたゴールデンレトリバーが、転生を繰り返しながら自分の使命に気付く物語が描かれる。主人公の犬の声を『美女と野獣』などのジョシュ・ギャッドが担当し、若き日の飼い主をK・J・アパが好演。共演は、ブリット・ロバートソン、ジョン・オーティス、デニス・クエイドら。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ゴールデンレトリバーの子犬ベイリーは、少年イーサンに命を救われてからいつも一緒に過ごすようになり、彼と強い絆を育む。やがて青年に成長したイーサンは大学入学で故郷を離れ、ベイリーは年老いて死を迎えるはずだった。だが、ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も姿を変えて生まれ変わり……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC
(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

「僕のワンダフル・ライフ」えっ!愛犬が転生?可愛らしさと驚きに満ちた、珠玉のワンちゃん物語

 愛犬とともにある生活は宝物だ。彼らは日々多くの喜びをくれる。だがそんな暮らしの中、ふと痛切な事実に気づかされることもある。それは、犬の寿命は人間よりもずっとずっと短いということ。もしも子供に「亡くなったワンちゃんはどこに行くの?」と尋ねられたなら、あなたはなんと答えるだろう。言葉に詰まった時はこの映画を見るといい。もともと愛犬を亡くした恋人を癒す目的で原作が書かれたこともあり、まるで陽だまりに触れるように暖かく、優しい答えをもたらしてくれるはずだから。

 物語の始まりは60年代。8歳の少年イーサンは「僕が何でもお世話をする」という条件で子犬のベイリーを飼い始める。そこからの日々、腹を抱えて笑ったり、親に怒られたり、甘酸っぱい初恋や人生の挫折を味わった時、いつもすぐ側に彼がいた。しかし何年もの月日が経ち、いつしかお別れの時がやってくる。その瞬間、不思議なことが起こった。ベイリーはきらきらとした光に包まれ、それを抜けるとまた新たな子犬としての人生が始まったのだ。そう、これは“よみがえり”の物語なのである。

 名匠ラッセ・ハルストレムが犬を題材にするのはこれが3度目。今回も爽やかな風を思わせる語り口が非常に心地よく、愛犬家にとって誰もが身に覚えのあるリアリティと、時にファンタジーにも振り切れる世界観を齟齬なく描いてみせる手腕はさすがだ。レトリバー、シェパード、コーギーと転生するたびに犬種や性別が変わり、飼い主の日常に合わせて警察物からファミリー物までまるっきり違った質感のドラマが起動していくのも本作にしか成しえない発想。その上、時の経過とともに服装や町並みが変化し、この映画が自ずと、犬の目線で見つめた現代アメリカの50年史を織り成している点も興味深いではないか。

 全米公開時、何度生まれ変わってもイーサンを探すベイリーの姿に多くの愛犬家たちが頬を濡らしたという。恋人でもなく、親友でもない、まさに犬と人間ならではの不思議な絆が描かれた本作。哀しい別れのたびに「もうペットは飼わない」と誓いながら、それでもまた新たな家族を迎えてしまう理由を、この映画は少しだけ解き明かしてくれているのかもしれない。(牛津厚信)

映画.com(外部リンク)

2017年9月28日 更新

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