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僕らのミライへ逆回転 (2008)

BE KIND REWIND

監督
ミシェル・ゴンドリー
  • みたいムービー 429
  • みたログ 1,577

3.68 / 評価:397件

解説

ビデオテープの中身を消してしまったため、自作自演で名作や旧作映画を撮るハメになったレンタルビデオショップ店員の奔走を描く奇想天外なコメディー。監督は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー。主人公の店員を『16ブロック』のモス・デフ、彼の人騒がせな友人を『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックが演じる。『ゴーストバスターズ』など、ヒット映画を手作りで撮ろうとする主人公たちの風変わりな奮闘と、一転してノスタルジックな味わいのラストに注目だ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

街角の古めかしいレンタルビデオ店で働くマイク(モス・デフ)は、旅に出た店長のフレッチャー(ダニー・グローヴァー)から店を任されて大張り切り。しかし発電所で強い電磁波を浴び、体が磁気化してしまった友人ジェリー(ジャック・ブラック)のせいで、店内の全ビデオの中身が消去されてしまう事態が発生する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)Newline Productions/Junkyard Productions
(C)Newline Productions/Junkyard Productions

「僕らのミライへ逆回転」安易な焼き直しばかりのハリウッドへの痛烈なアンチテーゼ

 ミシェル・ゴンドリーは「モノ作りの楽しさ」を良く知っている監督だ。奇想天外な発想を、その面白さが際立つやり方で映像に焼き付けていくセンスと、アッと驚くようなアイデア。そんな彼の映画の持ち味が生き生きと輝くこの映画は、おもちゃ箱のように楽しく、胸が締めつけられるほど切ない、彼の映画へのラブレターだ。

 いまどきVHSビデオしか置いていない、片田舎のつぶれかけたレンタルビデオ店。電磁気を帯びた常連客のせいで、テープの中身が消えてしまった! 慌てた店員は、過去の名作を勝手にリメイクしてしまおうと思いつく。アリモノを使った、その場しのぎでデタラメな撮影。このへんのおかしさは、ジャック・ブラックのキャラも手伝い、いわゆるオバカ映画的な笑いとパロディの楽しさ満載。が、それだけでは終わらない。バカバカしくも工夫に満ちたこの撮影行程に、映画が本来もっている楽しさがあふれ出すのだ! 映画の面白さはアイデアが作るんだ、ということを身に染みて感じさせられる。

 テクノロジー誇示と安易な焼き直しばかりで、こうした楽しさを忘れているハリウッドへの痛烈なアンチテーゼ。そしてラストには助け合う人々の温かさや、失われていく懐かしいものへの哀惜がひたひたと画面を満たし、涙腺を直撃。映画好きなら、きっと自分でもスウェーディッシュ(リメイク)映画を撮りたくなるはずだ!(若林ゆり)

映画.com(外部リンク)

2008年10月2日 更新

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