ここから本文です

八月の鯨 (1987)

THE WHALES OF AUGUST

監督
リンゼイ・アンダーソン
  • みたいムービー 106
  • みたログ 377

4.05 / 評価:104件

DVDを手元に持っておきたい優良映画

  • 百兵映 さん
  • 2016年7月15日 13時52分
  • 閲覧数 831
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 いいんじゃないでしょうか。こういうスローライフは、有りです。これだけ(狭い場所と短い時間)の物語の中に、人生を重ねた最終章(最終前章?)のエッセンスが濃厚に詰まっています。いちいち納得がいきます。だって、

 最終的に何処で、誰と暮らしますか。
 その時そこで、どんな会話を弾ませますか。
 甘えや我が侭をどのように抑え、または受容しますか。
 まだ、男っ気・女っ気をアピールしますか。

 若い時期には考えもしなかった、こういう退屈なことが非常に大きなことになります。子どもたちに介護されるより、老姉妹で暮らす。それでいて退屈はしていない。それはこの自然に馴染む能力が備わっているからでしょう。幼い頃のいい思い出が生きているからでしょう。高齢になっても、視力が失われても、自然への愛着・人への愛着が衰えていないからでしょう。気障っぽくいえば、結局のところ生かされているのだということを自覚できているからでしょう。

 会話がいいです。まるで中学校英語テキスト程度の英会話です。そうなんだ、人生の最終章では難しい言葉は必要ないということでしょう。それも、外国人でも聞き取れるように、(それは聴力の衰えを補う効果もある)ゆっくりクリアに喋ることです。

 齢をとればこういう映画が利いてくる。リアリティーを持って響いてくる。願わくば、齢をとる前に観ておきたかった。この映画DVDは手許に持っておきたい。他の洋画を見る際の英語訓練にもなる(うちでは読書の代わりに映画鑑賞を楽しんでいるから)。うちにはすでに大きな窓はあって、山も海も楽しめるから、この際もう一回り大きいテレビを購入しようか。映画は世界に向かっての窓だから。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここまでです このページの先頭へ