ここから本文です

夜明け告げるルーのうた (2017)

LU OVER THE WALL

監督
湯浅政明
  • みたいムービー 137
  • みたログ 709

3.75 / 評価:589件

鱗のピック

  • fg9***** さん
  • 2018年5月7日 15時07分
  • 閲覧数 893
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …湯浅政明監督の『夜は短し歩けよ乙女』はそれなりに愉しめたので観てみる。
 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。
 『両親が離婚して東京から寂れた港町・日無町に越してきた中学生の少年カイは、父親と祖父の三人で暮らしている。
 両親に対する複雑な思いを胸に日々を過ごす彼にとって、自ら作曲した音楽をインターネットにアップロードすることが唯一の楽しみだった。
 そんな中、人魚の少女ルーと出会い交流を深めていくうちに、カイは少しずつ周囲に心を開いていくが……。』
 カイが人魚の少女ルーと出会う前に、彼の曲をネットで聞いたという同級生の国夫と遊歩からバンドに加われと誘われるのだった。
 カイは全然その気はなかったが、半ば強引に彼らの練習場だという小島に連れて行かれ、そこで音楽を奏でたら、音楽好きの人魚のルーがカイに付き纏うようになり、心を塞いでいたカイは、ルーに惹かれながら自分のやりたいことに気付いて行動していくのだった。
 カイとルーが手を繋いで夜の町中を散歩するシーンは恋人同士のようで可愛かったな。
 で、ルーの存在を知った大人たちが人魚を町おこしに利用したり、一方では人魚には祟りがあるとして排斥しようとするのだった。
 果たして、カイは人魚騒動を如何にして納め、自らの塞いだ気持ちからも解き放たれるのか……といったストーリーだ。
 人魚に咬まれると人も犬も人魚になってしまい、また、日差しが天敵というのはヴァンパイアそのもので、あまり共感は出来なかったかな。
 でも、音楽が鳴り出すと、下半身が尾ヒレから脚に変わるというアイディアは割と面白かったな。
 で、傘を差しながら、ルーと地元の人たちが躍り捲るシーンはなかなか圧巻だったな。
 ルーのパパが危険を顧みず、娘を救いにひた走るシーンも迫力があった。
 パパと言えば、カイのパパも存在感こそ薄かったが、カイに「思ったことを素直にやればいいんだ!結果を恐れるな!」と言った場面はちょっぴりウルリときたっけな。
 爺ちゃんの回想シーンの映像は幻想的で美しかったな。
 爺ちゃんも長年の鬱積から解放されてイカッタな(でも、ヴァンパイアものにはよくある展開だったが……)。
 序盤で、ルーの鱗の一辺がカイの部屋に取り残されていて、きっとこの鱗はピックになるんだなと思っていたら、終盤で本当にピックとして使われたので嬉しくなった。
 その折の斉藤和義の「歌うたいのバラッド」という楽曲は本当に素敵な歌だったな。
 書き始めたら、貶すところより誉めるところの方が多くなってしまったが、オラッチ的には一見の価値はありの3.2点といったところかな。

 (メモ 総レビュー数:2959件、2018年度144作品目)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • かわいい
  • ファンタジー
  • 楽しい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここまでです このページの先頭へ