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大怪獣バラン (1958)

VARAN THE UNBELIEVABLE

監督
本多猪四郎
  • みたいムービー 2
  • みたログ 73

3.07 / 評価:27件

スターになれなかった、悲劇の怪獣

  • des***** さん
  • 2018年6月13日 23時26分
  • 閲覧数 18
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

東宝が誇るスター怪獣達
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラ……
彼らは何作もの映画に出演、多くの人々に愛される存在になりました

しかし、今彼の事を知っている人がどれだけいるでしょう

彼の初登場は、なんと単独主役。ゴジラ・モスラ・ラドンと同じく、作品タイトルに名前が入り、他に怪獣は出ないという好待遇
他の三体がスター街道を走った事から、彼にもその可能性はあった、筈です
現に、この映画の公開時は「ゴジラより兇暴、ラドンより巨大」と言われていたのです

しかし、余りにも地味過ぎました
自力で飛び立てず、滑空するだけ
光線も鱗粉も無く、パワーもない
最後は爆弾を飲み込んでドカン……

神として崇められ、眠りを覚まされた事で暴れて東京に向かうという点は、若干悲劇性はあるもののゴジラやモスラほどではなく
その最期も、有名過ぎるゴジラやアクシデント込みで神懸かり、伝説となったラドンのそれに比べれば呆気ないと言わざるを得ない

結果、ゴジラがシリーズとなり、モスラ・ラドンは何度も出演、人気を博していく一方、彼は全くお呼びがかからず
怪獣総進撃でようやく出演、と言っても小さいミニチュアが飛ぶだけ……
出演の構想こそ何度かあったものの、結局昭和系怪獣が多数揃ったFWですら彼は新規映像では出られませんでした
そして、ゴジラ・モスラ・ラドンが「東宝三大怪獣」と呼ばれる中、単独ピン作品がある中で唯一、彼はハブられました

この作品、本多・円谷・伊福部と当時の東宝の黄金スタッフが揃っているのです
にも拘らず、なんとも平凡な作品になってしまいました
それが、結果的に彼を埋もれさせてしまいました

スターになれたかもしれない怪獣、彼の名はバラン
結果的に、余程の怪獣ファンでないと見た事のない作品になってしまった本作
ある意味で、悲劇の作品と呼べるかもしれません

詳細評価

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