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快傑キャピタン (1960)

LE CAPITAN

監督
アンドレ・ユヌベル
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4.50 / 評価:2件

三銃士前夜

  • bakeneko さん
  • 2009年12月24日 17時15分
  • 閲覧数 184
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

ルイ十三世が統治権を掌握する直前の、様々な策謀家&騎士が跳梁跋扈するフランスを舞台にした、ジャン・マレー御特異のフェンシングアクションが楽しめる“明朗チャンバラ活劇”であります。

えー、イギリスと同様にフランス国内も1600年代の初め頃は、多くの諸侯や宗派による内部分裂状態にあって、複雑な状況であると共に群雄&梟雄が活躍した時代でありました。

本作は単純なチャンバラヒーロー活劇ですが、この時代のフランスを描いている珍しい作品であり、メインストーリー以外に多くの興味深い考証を見付ける楽しさがあります(勉強にも成りますし)。
例えば、
1、 フェンシング主体のアクション!―新旧「ゾロ」でも描かれた“細い剣”での戦い(銃もちょっと出て来ますが、基本はチャンバラ! 剣の機能上、一撃必殺ではなくチマチマと…)。
2、 イタリア系がフランス王朝の中核に入っていた状況―アンリ4世の妻のマリー・ド・メディシスはもちろんイタリアのメジチ家から嫁いだ妃で、召使いやボデイガード、毒薬師までイタリア人を引き連れています(仏伊二重唱は聴きもの♡)。
3、 国歌が分裂していた複雑な状況―暗殺された父アンリ4世は、ナント勅令を発してカトリックとプロテスタント(ユグノー)の対立を一応は鎮めたのですが、このことはユグノーに信仰の自由を保証しただけでなく、プロテスタント地域での軍事・政治の特権も与え、「国家の中の国家」と呼ばれる状態となっていました(何だか分かり難い状況ですが、別に理解しなくても鑑賞に支障はありませんのでご安心を!)

そして、寄席芸人出身のアンドレ・ブールビルがコメデイモチーフや歌で御固い時代劇を陽気に彩っていますし、ヒロインのエルザ・マルティネリは飛び切り美人であります。

実際にフェンシングの名手であったジャン・マレーの吹き替え無しのアクションも楽しめる作品で、美男美女の活劇に素直にハラハラしながら“隠し味”にニヤリとさせられる映画であります(お子様が観ても大丈夫な明朗活劇ですが、主要キャラ以外で「この人良いもん?」と訊かれると親は即答出来ないかも知れません)。


ねたばれ?
この映画はもちろん勧善懲悪のハッピーエンドなのですが、歴史的にはまだまだフランスはゴタゴタします、そして三銃士で有名なあの“リシュリュー枢機卿”が登場するのであります。

詳細評価

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