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映画 中二病でも恋がしたい! Take On Me (2018)

監督
石原立也
  • みたいムービー 84
  • みたログ 401

4.22 / 評価:354件

中二病とロードムービーの相性。

見終わったデェス!
大大好きなロードムービーを京アニが作ってくれた、それだけで優勝なんですが、映画勢ならではの観点でつらつら書きたいと思います。

まずモリサマちゃんは大スクリーンでめちゃ映える!銀幕の大女優てな感じの貫禄も、凸とのわちゃわちゃもたっぷり見せてくれました!

ロードムービー、あるいは単に旅と言い換えてもいいんですが、いつもの場所を離れるという仕掛けは見知らぬ土地でしか出会えない自分自身を見つめることに他ならず、東日本中心でしたが勇太と六花の逃避行はそれぞれが自分自身を、そして相手を見つめ直す装置の役割をちゃんと果たしてました。

「戀」において、中二病リアタイ罹患中の恋としてはある程度描ききったと思っていたので少し心配してたのですが、この仕掛けによって、恋のその後、上級契約の行方をスリリングかつダイナミックに描くことに大大成功していたと思います。

ロードムービーと言えば60〜70年代のアメリカンニューシネマが特に大大好きなんですが、その結末は、死か、大人や体制への敗北しかありません。
まさかそんなとこまで踏み込まないよな?と考えてましたが、邪王真眼を捨てるということは死あるいは敗北であり、見てるうちに、そもそも中二恋という作品はアメリカンニューシネマ的な側面もあったのかと気づかされました。
逆に、中二病的な観点でアメリカンニューシネマの代表作を数本観直そうと考えているほどです。パッと思いつくだけで中二病なキャラが何人か目に浮かびます。

脱線しましたが、2人はギリギリのとこで決断を迫られます。死か従順か。胸が詰まってたまりませんでした( ; ; )
2人だけでなく、モリサマちゃん、凸、七宮それぞれの病との付き合い方や折り合いの付け方が描写されていて、重層的な中二病ワールドはさすが京アニだと感じ入りました。

これはただの個人的な見解ですが、旅とは、場所的にも精神的にも、最終的には今いる場所が最高なんだと感じることが(合わせてそれを周りに伝えることが)結果でないといけないと考えていて、本作で2人が辿り着いた答えは実に腹落ちが良かったです。

TV版から一貫して彼らが追いかけてきたものは、薄ら汚れた大人が失ってしまったもので、それがまだ手元にあるならば今以上失ってはいけないもの。自己否定してはいけないもの。中二病万々歳!不治の病上等!

最後に、TV版では菱山駅だったマイホームグラウンドが地図上で実名になっていて嬉しかった!ありがとう京アニさん!

詳細評価

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