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百円の恋 (2014)

監督
武正晴
  • みたいムービー 445
  • みたログ 2,359

4.02 / 評価:1,883件

肉体の軋みが、理想や精神を超える

  • Programer's-hi さん
  • 2014年12月25日 19時44分
  • 閲覧数 9300
  • 役立ち度 53
    • 総合評価
    • ★★★★★

感動した。涙が出た。嗚咽する程に。

撮影前に完全なるボクシング体型を手に入れ、十二分に動ける用意をした後に、増量して体型を崩し、撮影中に再度ビルドアップしたと言う。しかも非常に短い期間で。

撮影中に体重を10kも増減させたとか、歯を抜いてしまったとか、髪の毛をまだらに抜いたとか・・・役者根性を語るエピソードを今までたくさん聞いてきた。

今回の役を「闘いたかった」からやりたかったと言う安藤さくらは、その役者としての境地をひとつ確実に押し上げたと言って良いと思う。

だらしない生活とだらしない肉体は、一子自身が一番憎んでいた。変態店員を憎み、強姦になすすべもない自分を憎み、強引な店長を憎んだ。

大切な人を愛する資格を得るために再挑戦をしてチャンピオンと互角に戦った映画「ロッキー」はファンタジーだった。似ているようだが「百円の恋」にはファンタジー色が一篇も無い。救いが全くないようにも見える。

憎しみを怒りに変えて、ただただ「闘いたかった」一子は、素人がボクシングを舐めるな、という言葉通りの悲惨な闘いになった。

しかし、どんな底辺にいても、どんな状況にいたとしても「闘い続けること」「挑戦をすること」がどれ程の感動を産むのか、この映画は証明しているのだ。

所詮、結果は関係ないのだ。

昔から格闘技が大好きな私でも、映画のラストのボクシングシーンのリアリティーに震えが来た。本物である。

肉体の軋みが、高邁な理想や精神をも超える瞬間を、私はこの映画で確かに目撃したような気がする。

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