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上映中

菊とギロチン (2018)

監督
瀬々敬久
  • みたいムービー 101
  • みたログ 129

3.83 / 評価:105件

テレビドラマ

  • やまし さん
  • 2018年7月11日 21時46分
  • 閲覧数 948
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

冒頭シーンで女相撲の興行を覗く木竜麻生。彼女は時代の転換期の「目撃者」としての役割を担い、その革命が流産する様を自ら体現する。

誰かが争う→飛び火して別の誰かが誰かに食ってかかる→感情が爆発し誰かが「目撃した」秘密を暴露する。そのような反復で構成されているようだ。
映画でカオスを産み出す為に複雑なヒトのドラマを設定する。勿論それが成功することもあるだろう。が、本作のそれは失敗だと思う。特に東出昌大の出番がほとんど無い終盤の冗長さが辛い。
結局は言語的な論理性と心理主義に支配された、予定調和で驚きを欠く世界ではないか。

シネスコというサイズ選択がはたして正しかったのか。
一座の練り歩きや土俵での対峙を横長の構図に効果的に収めていたとはいえない。
夜の海辺での焚火シーンは最初(若干構図が甘いが)良いショットから始まるが、舞い散る火花が熾火に変わる頃の切り返しは言語優先の「台詞で説明し、感情を高ぶらせて泣く」で帰結する。

口上・朗読・演説等、声で勝負する場面で「良い声」の役者がいないことに苛立つ。
東出の声が程好く響く(寛一郎もなかなかいい)のが救いか。
両手のバンザイポーズや相撲を取る動作を効果的に活用できないものか。
相撲や喧嘩や性交やらに見せ場がなく運動に対する不感症だけが浮き彫りにされる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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