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運命の女 (2002)

UNFAITHFUL

監督
エイドリアン・ライン
  • みたいムービー 44
  • みたログ 879

3.59 / 評価:142件

解説

 コニー・サムナーはニューヨーク郊外で暮らす専業主婦。マンハッタンで会社を経営する夫エドワードと9歳になる息子チャーリーと3人で、平凡だが幸せな生活を送っていた。ある日、コニーはチャーリーの誕生日プレゼントを買うためマンハッタンへ出掛けた。通りを歩いていたコニーは、大量の本を抱えた青年と衝突した。その青年、フランス人でブック・ディーラーのポール・マーテルは、膝を怪我したコニーの治療をするため彼女を自分のアパートに招き入れる。以来、何度か彼を訪ねることになったコニーは、やがて越えてはならない一線を越えてしまう…。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「運命の女」─腰の据わったプロの仕事を堪能

人妻の不倫に殺人事件。下手をするとテレビの安いサスペンス劇場や昼メロになりそうな題材だし、“いかにも”感に満ちたスタッフ、キャストの顔ぶれには派手さも新味もない。でも、これはその“ありがち”で“そこそこ”な題材と顔ぶれだからこそ驚きも興奮も大きな、見応え満点のサスペンス・ドラマだ。

まず何といってもダイアン・レイン。かつての「リトル・ロマンス」の天才美少女が腹をくくって艶じる熟女ぶりは、感慨深くも感動的。今年の賞レースでも本命必至のその演技レベルは少なくとも、「ビューティフル・マインド」や「チョコレート」の女優たちよりかなり上。一方、ハリウッドの元セックス・シンボル、リチャード・ギアも苦悩する普通の中年男を自然体の脂抜き芝居で演じて異様に好感度高し。この2人の元スターの本物の役者への成長ぶりだけでもかなりの収穫だ。

さらに驚きなのが、インモラル映像職人エイドリアン・ラインの官能シーンだけではなく、登場人物の内面にまでしっかり迫った風格漂う名匠ぶり。ありきたりな人道主義に持っていかないオチの処理も鮮やかで、案外あなどっていた旧作まで見返してみたくなった。

典型的な外見とは裏腹に、演技も演出も腰の据わったプロの仕事を堪能させてくれる、極めて珍しいまっとうなハリウッド映画。先入観を捨てて見て欲しい必見作だ。

(江戸木純)

1月11日より、日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/1月8日]

映画.com(外部リンク)

2003年1月8日 更新

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