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愛人/ラマン (1992)

L'AMANT/THE LOVER

監督
ジャン=ジャック・アノー
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3.58 / 評価:264件

文芸物の最高峰の一つ

  • pag***** さん
  • 2020年7月27日 0時18分
  • 閲覧数 938
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

文学作品,特に長編小説を映画化するときは,筋をなぞってはいけない。原作からパクるつもりで,原作とは別個の脚本を書かなければならない。「原作を」 映画化するのではなく,原作のスピリットを映画化するのだ。その意味でこの映画は最も成功したものの一つだと思う。「ドクトル・ジバゴ」 に比肩する。J-J・アノー監督は,多くの人に覚えがあると思われる,実らなかった愛の哀しさ,切なさを本当によく知っている。心の疼き,身体の疼き…… (それは 「薔薇の名前」 にも見られた) 仏語はよくわからないが,J・モローのしわがれた声のナレーションは陰翳に富む。G・ヤレドによる主題曲も映画音楽史上に残るであろう傑作で,それだけでも YouTube で聴いてみてもらいたい。
※原作を改変したということで,アノーと原作者の M・デュラスとは裁判沙汰になったらしいが,映画人には裁判上等ぐらいの気概をもってほしい。トラン・アン・ユン監督の 「ノルウェイの森」 はまさに原作の下手なダイジェスト,原作を読んだ人にしか意味のわからない低レベルの映画だ。なんであんなことになったのか。デュラスも村上春樹もノーベル文学賞候補に挙がった作家であり,映画化には期待も大きく,失敗すると落胆も大きくなる。

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