ジャンヌ・ダーク

JOAN OF ARC

100
ジャンヌ・ダーク
2.7

/ 25

0%
20%
48%
16%
16%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(9件)


  • s_w_l_j

    4.0

    歴史の過酷さに目を背けたくなる

    胸が苦しくなる殉教の物語。

  • 山浦国見

    3.0

    気負い過ぎのイングリッド

    33歳で高校生の年齢を演じるのは、ちと無理がありますが、イングリッドが切望し、舞台ロレーヌのジャンヌの劇場版リメイクと言う成り立ちを考えれば、まぁ仕方がないかな。ただ、4億6500万ドルの制作費をかけた割には、安っぽい衣装やセットが気になる。これがアカデミー賞史上初の衣装デザイン賞? また、スタジオ撮影が殆どだし、どこにそんな金が消えたのでしょうか? 既に貸した大金はどうしたのです。 と言う台詞が作中にありますが、正にこの作品の制作陣に問い詰めたいですね。 イングリッドの演技も力み過ぎというか、固いですね。カクカクコッチコチ。 カサブランカの時の自然な演技はどうしたのでしょう? ただ、イングリッドはよほどジャンヌ・ダルクが好きなのか、54年にも火刑台上のジャンヌでもジャンヌを演じています。 戦闘シーンはスタジオ撮影すべきではありませんね。一気に迫力が軽くなります。スタジオ撮影するなら、もっと工夫しないと。カメラワークとか、カット割とか、演出とか。美術さんや大小道具さんはいい仕事してます。 シナリオを舞台版の脚本家マクスウェル・アンダーソンに依頼したのですが、バーグマンが思うジャンヌとはかけ離れたキャラクターとして描かれており、満足のいくものではなかったようです。 イングリッドは人工セットの中で繰り広げられるテクニカラー作品ではなく、実際にジャンヌが生きた土地で撮影し、裁判記録に残っている実際のジャンヌが残した言葉からジャンヌという一人の少女の真の実像を伝えたいと思っていたそうですが、当時は難しかったのでしょう。 意外ですが、現在に於いても、ジャンヌ・ダルクは異端のまま。異端にして聖女なのです。 ルーアンでの異端審問を受け、1456年に復権裁判で無罪となり、1920年にようやく聖人になりました。ですが、そのあとも、ローマ教皇庁は異端性を取り消していません。カトリックはジャンヌ・ダルクの思想信条を異端としたままなのです。 考えられる理由としては、ジャンヌ・ダルクはある時期まで一部の地域のみで知られた人物であり、それをナポレオンが、フランスの救世主として大々的に紹介したために、一挙に有名になったのです。 ナポレオンは、フランスの救世主、皇帝としての正当性を持たせる為、何らかの事跡が必要でした。そこで見つけてきたのがジャンヌ・ダルクだったと言う訳。ジャンヌ・ダルクは謂わば創られたヒロインの部分が大きく、フィクションとして楽しむのが正しいのかも知れません。 ただ、それにしてもこの作品は、構成のバランスが良くありません。145分の尺の内、裁判と牢獄のシーンが100分くらい続きます。法廷サスペンスならそれで良いのですが、ジャンヌ・ダルクですよね?確かに魔女裁判にかけられ、理不尽な火刑に処されるのですが、例えば忠臣蔵を二時間で収めるのに松の廊下のシーンになるまでに90分かけるとか、討ち入りシーンが15分くらいしかない、といえばイメージしやすいかと。 ヴィクター監督、イングリッド共に認める失敗作です。

  • rec********

    3.0

    「ダルク」ではなく「ダーク」か・・・

    結構なバーグマンファンでして彼女の作品歴の中でも不評名高いこの作品をなぜ今更観る気になったのか分かりませぬが観始めてたら案外最後まで観てしまうのがバーグマンファンの哀しいさが所以です。

  • fg9********

    3.0

    魅力的な脇役がいない

     …あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄で、レビュー数も未だ5件のみだ。  イングリッド・バーグマンが主演だというのに、よっぽど人目に付かない作品なのだろう。  1999年のリュック・ベッソン監督、ミラ・ジョボヴィッチ、ジョン・マルコビッチ、ダスティン・ホフマンが共演した『ジャンヌ・ダルク』は観たことがあって、割と愉しめた記憶があるので観てみる。  本作は、1948年のカラー版で、イングリッド・バーグマンが32歳時の作品で、流石に聖少女ジャンヌを演じることに多少の違和感を感じたが、140分間ほとんど出ずっぱりのバーグマンの役者魂は感じた。  しかし、ストーリー的には非常に解かり易いものの構成が一本調子に思えて、バーグマンの熱演があまり見る側に届かない作品のようにも思えた。  魅力的な脇役がいなかったのも、その一因かも知れないが……。

  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレ沢山鐘が鳴る教会

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pur********

    4.0

    少女の死

    古い映画なので、映画の雰囲気そのものが今の映画と違っていて、こじんまりしているというか近くで演じてくれている感じがします。 舞台を見ているような演技というか、そういう意味では演技しているなあ…と思っちゃいますが、その当時の映画はこうだったんでしょう。 今作り直せばさぞかし迫力のある映像になるのだろうけれど、その必要があるかといえば、あるとも思えない。要は、ジャンヌダルクの生きざまが描かれていればいいのだから。 後半の裁判のところで、牢屋に入れられて裁判では同じ質問を繰り返し行われ、だんだん弱っていくジャンヌの姿はいたいたしい。心も弱っていきます。天の声も何も示してくれない。人間の弱さが描かれます。でも、裁判で戦っているうちに周りの人たちがジャンヌに思いを寄せるようになる。最後に天の声がジャンヌに声をかけ、彼女は信仰に生きそして死ぬことにあらためて確信して死んでいくわけですが・・・ 最初の戦いのときに私は弱い。フランス軍も弱い。唯一信仰の強さだけが武器!みたいなことを言ってましたが、この信仰の強さがジャンヌの人間の強さになっているわけです。 その人間の強さが正しい道を生きて死ぬことを選ばさせた。ということになるわけですが。 最初の英雄としてのジャンヌよりも、裁判を闘っているジャンヌの生きざまにやっぱり感動してしまいます。 自分はキリスト教の信者ではないし、イギリスを追い出すことがなぜ神の導きなのか、それによって誕生した国王が特別いいわけではないし…ジャンヌの行動が歴史的に何をもたらしたかはよくわからないけれど、人間の生き方として信念を貫いて生き抜いたジャンヌダルクのことをもっと知りたいと思ってしまうわけです。 村で親たちと暮らすことを望みながら、戦いに赴き、戦いの悲惨さに心を痛めながら、戦争の継続を求める。この葛藤が人間らしさなのでしょう。 しかし、そこまでさせてしまった神とはいったい何なんでしょうか。 自分の意思に関係ない。神に対しては絶対的な服従関係がある。これがキリスト教の本質なのでしょうか。

  • kih********

    4.0

    必見の歴史教材、ジャンヌダルク入門

     ジャンヌダルクを知らない人は、少なくともフランス人ではなかろう。これだけの超有名な英雄を映画に描くのは大変だろう。演ずる人も大変だ。戦場での女性指揮官、神の啓示を受けた軍人、……、これを神秘的に描くか、シリアスに描くか、一貫性を持たすのは並みの能力では無理じゃないか。  誰もが知っている英雄の生涯、フランスであれば小学生の、遠い日本であれば中・高生の学習教材にいい映画でしょう。 (私の関心は、英国人が『ジャンヌダーク』をどう見るかということ。英国出身の友人が来るので、ジャンヌ談義で酒が飲める。) (不思議に思ったのは、フランスの英雄がなぜ英語を喋るのかということ。  こういうシーンがある。  聖人たちは英語で? Did St. Margaret speak in English or in French?  英国の味方じゃないのになぜ英語を   Why should she speak English ?  She’s not on the English side.  これを双方英語で喋っている。  分かった。これはフランス映画ではなく、アメリカ映画だったのだ。)

  • leg********

    3.0

    バーグマンの意気込み

    イングリット・バーグマンは「ジャンヌ・ダーク」を演じたい気持ちが女優への道だった、と述べていた記事が昔有った。確かに、フレミング監督&バーグマンなら一流とも期待してしまうだろう。でも、不評だった。実在の人物か私は計り知れない「ジャンヌ・ダーク」、でも興味は有る。作品でバーグマンは井戸の水汲み中に「神の声」を聞く。ここからは自己中心的にも思える行動力が湧き出ているバーグマン。力を入れすぎて「1番素晴らしい作品にしたい!」と聞こえてきそうなバーグマン。いつものようにサラリと演じて欲しかった。敵の城を攻めていると、数日・数時間戦い続けて疲れ果てた戦士たち。「少し、休みましょう」という戦士にジャンヌは「頑張るのです!私たちが疲れているという事は、敵も疲れているハズですから!」と攻め続けてます。印象に残るシーンも多々あるのに、何故か勿体無い作品でした。

  • jas********

    2.0

    どう評価していいやら・・・☆2つ半

    祖国フランスの滅亡を救いながらも、 非業の死を遂げた御存知ジャンヌ・ダルクの物語。 非常に判りやすい構成で、 当時の史実を解説しており、 小学生の高学年なら十分理解できる内容ではないかと思う。 ただ500年も昔のお話なので、 一体どこまでが真実なのか、 今ひとつピンとこない部分はある。 特にジャンヌが聞いたという「神の声」。 本当なのだろうか? バーグマンは熱演してるし、 演出も当時の映画としてはそれほど悪くない。 ジャンヌ・ダルクという歴史上の実在人物を知るには 丁度いいと思うが、 シナリオに関してはちょっと評価し難いものがある。

1 ページ/1 ページ中