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恐怖に襲われた街 (1975)

PEUR SUR LA VILLE/FEAR OVER THE CITY

監督
アンリ・ヴェルヌイユ
  • みたいムービー 9
  • みたログ 38

3.95 / 評価:22件

フランス版「ダーティハリー」!

  • bakeneko さん
  • 2021年8月16日 21時11分
  • 閲覧数 116
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「ダーティハリー」(1971年)に触発されて作られた、パリウ舞台にした刑事と連続殺人犯の対決を描いたクライムサスペンスで、ジャン=ポール・ベルモンドがスタントなしで捨て身のアクションを繰り広げます。

パリ警察のルテリエ(ジャン=ポール・ベルモンド)が逃走したギャング:マルチッチ(ジョヴァンニ・チャンフリーリア)を追跡していた同じ頃、アパートの高層階から女性が身を投げて死亡する。警察に電話を掛けて彼女の自殺が自分の脅迫電話によると告げるミノスと名乗る犯人(アダルベルト・マリア・メルリ)は次の殺人を予告する。ルテリエは標的の可能性がある看護師エレーヌ(カトリーヌ・モラン)の警護にあたり親密になるが、一瞬の隙を突かれて彼女は絞殺される。現場に残されたガラス片から犯人を特定したルテリエだったが、犯人は既に次の犠牲者である女優:ノラ(レア・マッサリ)の高層アパートに侵入して時限爆弾をセットし、警察と脱走の交渉に入っていた…という、「ダーティハリー」の舞台をパリに遷したかのようなクライムサスペンスですが、ドライなハードボイルドであったアメリカ版に比べて、犯人の性格や犯行動機、そしてターゲットとなる女性たちの設定にフランス的な粘着性と情念を感じさせるウエットな作劇が加味されていて、エンニオ・モリコーネの音楽とマッチした作劇となっています。

ジャン=ポール・ベルモンドがパリの街を駆け巡り、クライマックスではヘリコプターからビルへの飛び移り+(「ダイハード」の元ネタである)=“ぶら下がり窓ガラス破壊による屋内突入”アクションを披露してくれるクライムアクションの力作で、犯人が徹底的に悪い奴だった「ダーティハリー」に比べて、ニックネームにダンテの神曲を引用するなどのインテリ性+性道徳で抑圧されて屈折した犯人像もフランス的ですよ!

ねたばれ?
1,時限爆弾のタイマーが普通の目覚まし時計って…(犯人が“爆破時刻再設定”の際に、目覚まし予約の針を一生懸命キコキコ動かしているのには笑えました)
2,いくらポルノ女優だからって、アパートを自分のヌード写真だらけにはしないと思う
3,ああっ 逮捕の際にあんなにボコボコにしたら…(「ダーティハリー」では犯人の権利蹂躙で折角逮捕したスコルピオが釈放されていましたよね…)

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