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獣人 (1938)

LA BETE HUMAINE

監督
ジャン・ルノワール
  • みたいムービー 8
  • みたログ 41

3.36 / 評価:14件

ランチェの悲劇

  • bar***** さん
  • 2019年2月14日 12時19分
  • 閲覧数 111
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

獣人。

ジャック・ランチェという機関車の運転手が主人公で、偶然駅長とその妻が富豪グランモランを殺害したのを目撃してしまう。しかしランチェは駅長の妻セヴリーヌと情を重ねるようになっていく。

衝動的に暴力をふるってしまうランチェ(ジャン・ギャバン)。それは彼の先祖の呪いであるといわれる。ついにランチェは愛するセヴリーヌに対しても発作的に……。


すばらしい作品だと思います。

ストーリーがドラマチックであり、なおかつランチェの二面性もテーマとなっていて、文学性にも富んでいます。

ランチェは自身を信じることができない、その苦悩。それがとてもいい味出しています。普段は心優しい男なのですが、彼には抑えることができない衝動がある。彼の苦悩と葛藤が今作のテーマです。

なんとも言えない切なさ……絶望したランチェが取った行動が悲しいです。

ヒロインのセヴリーヌは情の移ろいやすい女としていい味出ています。自分の旦那を殺そうとしたりするなど、かなりの悪女ですが、現実にいそうなリアリスティックなキャラクターです。

ランチェの衝動の原因だけ、作中ではじゃっかん分かりにくくなっております。ゾラの原作小説を読むとよくわかると思いますが、非常に長くてやや難しめなので、あまりお勧めはしません。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 切ない
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