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アパッチ砦
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アパッチ砦

FORT APACHE

127

ジャビえもん

1.0

ネタバレ偉大な戦い? …ぷっ。

ジョン・フォードらしい映画です。 中盤、長々とダンスパーティーのシーンがありますが、「こういうのがアメリカなんでちゅう」と伝えたいんでしょうね。 彼の主観ですから、別にそれには異を唱えません。私自身はあんなダンスパーティー、金を貰っても出たくありませんが…。 ただ、主観でしょ、と流せないのは、「騎兵隊」や彼らの戦いに対する英雄扱いです。 戦う理由も、戦い方も、馬鹿そのもの。この映画が描いている時代や、この映画が製作された当時ほど、今の人間は馬鹿じゃありません。こんな戦いを見て、勇敢だとか、男の生きざまだとか、騎兵隊魂だとかほざく人間は、もう誰もいませんよ。客観的に、理性的に見ればね…。 いたら背筋が凍るよ。 この映画で描かれている戦いは、戦う理由に正義もなければ、戦い方にも騎士道の欠片もない。 先住民の族長と騎兵隊の中佐が話し合う場面がありますが、二人の会話を聞いてください。 客観的に、理性的に、判断してみてください。 どちらの言っていることに、正しさを感じますか? ジョン・フォードのことだから、「あ、いけねえ。思わず自己批判しちまったぜ」てな感じなのでしょうが、 この映画は、まさに、「こういうのがアメリカなんでちゅう」と語っています。

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