ブルータス、お前もか‥
- ハックル さん
- 2011年2月2日 10時35分
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ウィリアム・シェイクスピアの 悲劇『ジュリアス・シーザー』 の映画化。
古代ローマの皇帝、シーザーに対する反乱軍の蜂起と、彼の暗殺に至るまでの経過を描いています。
ローマ帝国に共和制をもたらし、一躍市民の英雄となったジュリアス・シーザー。
彼は側近のアントニー(チャールトン・ヘストン)とブルータスらを従え、華やかに凱旋した。
だがその一方、シーザーの反対派であるカシアスやカスカによるシーザー暗殺計画が練られていた‥。
「ブルータス、お前もか‥」あまりにも有名なこのセリフ。
シェークスピアの戯曲には、常に名セリフがありますが、“裏切り”を象徴するこの言葉に出会ったのは、小・中学生の頃に姉の教科書を読んだ時のことでした。
あまりの衝撃に、アントニーの台詞をそらで語れるほどになった程です。
それ以来、人前で語ることの面白さにハマってしまい、どちらかというと説得力ガあると言われるほどになりましたね。
(自分でいうのも変ですが‥)
でも、大勢の前で話すことは今でも好きだし、会議で自分の意見を通す自信もあります。
そんな自慢はどうでもいいのですが、それほど自分自身に影響を与えた作品だと言いたいのです。
でも、この作品を見て、アントニーを善で、ブルータスを悪と皆さんは思うのでしょうか?
その答えは、アントニーの演説の後の一言で判断しましょう‥。
そこが、シェイクスピアの狙いなのですが‥。
主役を務めたチャールトン・ヘストンは、「十戒」「ベン・ハー」で、スペクタル巨編の申し子みたいでしたが、この作品にこそ彼の名演技をみることが出来るのではないでしょうか‥。
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