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スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー (1970)

EN KARLEKSHISTORIA/A SWEDISH LOVE STORY

監督
ロイ・アンダーソン
  • みたいムービー 127
  • みたログ 261

3.18 / 評価:49件

悲観する大人、多感な子供作品。

  • 弥の明後日 さん
  • 2010年7月21日 21時49分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

祖父のお見舞いに来た15歳のペール。同じく
伯母のお見舞いに来たアニカはお互い・・物語。


内容は青春ラブストーリー&ファミリー。
二人の出会いが・・・子供の頃に家族で外食なんかを
した時に、近くの席に同い年くらいの女の子がいると
なんか意識しちゃったなぁというような事を思い出した。
お互い意識しつつも目で訴える姿は初々しく感じた。


恋に対してウブな二人が少しづつ歩み寄っていく展開を言葉を
使わない演出によって、一層アートティックな感じを際立てて
いたように思います。ちょっとだけ己の琴線に触れてくれたかな。


前半は丁寧に繊細な二人の恋物語を展開してましたが、中盤からは
うってかわってイチャイチャモードに突入。思春期の二人の性を表現。
まあ、こうなるわなと思っていたら後半は周りの大人達に視点をシフト。
結構淡々として、のんびりしてる作品なのだがいろいろ詰め込んでます。


展開は個人的に嫌いではなかったです。二人の恋愛物語だけだと
話そのものに波があまりなく途中、少しダレ気味だったので。
それに、この周りの大人達はくせ者ぞろいなのでちょい面白かったです。


自分の地位に対して不満のある父親、その旦那に悩める母親
若さに対して何か嫉妬のようなものが伺える伯母といった
幼稚で愚かな大人達の群衆劇。
そして対照的にそんな大人達にそっぽ向いて恋に没頭している子供達。
昔のスウェーデンの首都の話の作品ではあるが、こういう事って結局
いつの時代だろうと何処の国だろうとそう変わりないんだなと思った。


そんな風に思ってしまったらアートな作風とスウェーデンの情景によって
視覚が騙されてしまっているが、う~ん・・・何だか本質は日本の田舎に
居そうな、ちょい不良かぶれの普通の中学生恋愛物語な気がしてきてしまった。
だから何だという訳ではないが、別にスウェーディッシュ・ラブ・ストーリー
という事でもないように個人的には思う。
日本にも、今時の若者は~・・なんて言っちゃってるガキのような大人なんて
沢山いるし、悩みや不満ばかりを抱えて生きている大人ばかりなんでしょうしね。


だけど、題材は日本でも出来うる話なんだが、実際はこういう撮り方をできる監督は
日本にあまりいないだろうなぁ。まあ大衆受けしないのもあるんだろうけど・・・。


ヒロインのアニカは典型的なヨーロッパ美少女ではあったが
主役のペールは他の作品なら脇役になりそうな顔立ちだった(この作品の場合脇役の友達達のがイケメン)
人間見た目ではないのはわかってはいるが、個人的に不釣り合いだなぁって思ってしまった。
ふと男は視覚、女は感覚という言葉がある事を思い出した。
もちろん全ての人間に当てはまるものではないけれど、
この「感覚」というのは意外と侮れないとしばし思ってしまう恋愛模様作品でした。




私事
ホアホアールさんへ
プロフィール欄にコメントを書いたのでよろしかったら観てください♪

詳細評価

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