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勝負師 (1958)

LE JOUEUR

監督
クロード・オータン=ララ
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3.40 / 評価:5件

バブシュカはロシア語で”おばあちゃん”

  • bakeneko さん
  • 2011年5月8日 23時36分
  • 閲覧数 354
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ルーレット賭博に憑かれた人間を描いた、自身も賭博狂のドストエフスキーの原作を、クロード・オータン=ララ&ジェラール・フィリップの「赤と黒」コンビが映画化した”社会&人間ドラマ”の佳作であります。

え~、私は数年前にオーストラリアのアデレードのカジノで4万円磨ったことがあります。
で、その時の負けてお金を失う喪失&焦燥感を、心憎いまでに精緻に書き込んでいる中篇がドストエフスキーの”賭博者”であります。
本作は、原作からフランス人に関する悪口雑言を取り除いて(何しろ凄く的確な事が書いてありますから)、物語の後半を大幅に変更して映画化していますが、”賭け事に執り憑かれる心理”の表現はリアルであります。
そして、19世紀後半当時のロシア貴族の風俗やスイスの保養地バーデン・バーデンの様子も興味深く描かれていて、ジェラール・フィリップの変な髪形も注目に値します(この”お猿もみ上げ”の不人気さが、ジェラール・フィリップ作品だというのに本映画を見ている人が少ない一因でありますー女性ってファッションに厳しいなあ)。
また、物語の肝となる登場人物を演じるフランソワーズ・ロゼーの流石の存在感&怪演も見所で、ロゼーとジェラールの演技合戦はフランス演劇の底力を堪能させてくれます。
原作は賭博を通して”ロシア人の性質と行動形式” まで掘り下げた考察がなされていますが、本映画は賭博のスリルと恋愛ドラマが語られる娯楽作品となっています。
フランス演劇&映画&文芸作品ファンの方にお勧めの、原作とは違う着地点の作品であります。

ねたばれ?というか忠告
私が負けた勝負は、ルーレットの赤か黒かという賭け方で、1から36(+0)の数字のうちから、
偶数ー黒、奇数ー赤(0はどちらでもない)として、
賭けた色が当ったら2倍の配当、はずれたら掛け金没収というものでした。
つまり普通に考えれば当る確率はほぼ1/2(18/37)、
そして賭ける側は、いわゆる”倍々の法則”を使えば良いと思っていました。
”倍々の法則”とは、一回目の勝負に負けた場合に、次の賭けでは前回の2倍の金額を賭ける方法で、数回負け続けても最後に一回勝てれば総合では勝ちになる方法です(例えば、最初赤に100円賭けて負け、次に赤に200円で負け、3回目に赤に400円で負け...負け続けても6回目に赤に3200円で勝てば黒字となります)。
勝つ確率は常に1/2ですので、10回以上も負け続けることはあるまい(確率は約1/1000)と思っていたのですが...
黒が10回出ました。
で、冷静にデイーラーのルーレットの操作を観察してみると、デイーラーって思ったとおりに目を出せるんですね。
つまり、全体の賭け金や賭博者の状態を見て一番胴元が得する目を出している訳です。
頭に血が上っている客が大金を賭けても絶対その目は出ません!カジノではご注意を!(逆に言えばある組み合わせに大金がかかっている場合、その反対に賭ければ効率で勝てます(例えば賭場の赤に10万円賭かっている場合、黒に1万円賭ければ)かなりの効率で勝てますー勝ちはあくまで小額で目立たないようにすること!でも本当はカジノには近づかないほうが利口ですよ~)

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