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JAWS/ジョーズ2

一人旅

4.0

海面に突き出た背びれのトラウマよ再び…

ジュノー・シュウォーク監督作。 人間と獰猛な人喰い鮫の攻防を描いたパニック。 米国人作家:ピーター・ベンチリーによる1974年発表の同名小説を巨匠:スティーヴン・スピルバーグ監督が映像化した元祖・鮫映画の偉大なる金字塔『JAWS/ジョーズ』(75)。本作はその正統な続編で、スピルバーグは監督から降板していますが、主演のロイ・シャイダーと妻役:ロレイン・ゲイリーは続投しています。音楽は前作に引き続いて巨匠:ジョン・ウィリアムズ。 前作の惨劇から3年後を舞台にして、平和を取り戻した港町に再び出現した巨大な人喰い鮫と地元警察署長:ブロディの再対決を描いた“海洋パニック物”。人々が凶暴な鮫の餌食になってゆく様子をスリリングに活写していきながら、愛する息子達を守るため再び鮫退治に打って出た主人公の力闘を描いています。プロット的には前作からさほど変化はなく、死と恐怖をもたらす獰猛な人喰い鮫との壮絶な闘いを迫力万点に活写しています。 海面に背びれを出して迫り来る巨大な魚影、ヨット本体を噛み砕く勢いで突進するシーン、海面でもがく人間を容赦なく水中に引きずり込むシーン、喰われた直後の海が鮮血に染まるシーン等―前作を踏襲した“鮫恐いシーン”が目白押しのシリーズ第2弾で、撮影用に制作された鮫の模型の精巧さに目を見張りますし、海中を遊泳する際の動作もとても自然なものになっています。 蛇足) 「ジョーズ」シリーズは全4作製作されましたが、(一定の水準を満たした娯楽映画として)“観られる”のは第2作目までだと思います。第3作以降は主演のロイ・シャイダーと音楽のジョン・ウィリアムズも降板しています(第3作目以降、主演のマコーレー・カルキンと音楽のジョン・ウィリアムズが同時降板してシリーズの価値が下がってしまった「ホーム・アローン」と全く同じ流れであります)。

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